イタリアからのPPPDのリスクについての論文 | めまい診療 

イタリアからのPPPDのリスクについての論文

Audiol Res
. 2022 Oct 27;12(6):589-595. doi: 10.3390/audiolres12060058.
Persistent Postural Perceptual Dizziness in Episodic Vestibular Disorders
Valeria Gambacorta 1, Alessandra D'Orazio 1, Vincenzo Pugliese 1, Alfredo Di Giovanni 1, Giampietro Ricci 1, Mario Faralli 1

イタリアからのPPPDのリスクについての論文

反復性めまい疾患として頻度高い物はBPPV,VM,MDとした上で診断確定した376例のこれらの患者のうちPPPDの診断基準に該当する症例をしらべると34例で該当した。その結果一つの疾患では3.9%2疾患では22.4%であり二疾患を持っていると発症率が高い
また疾患別ではそれぞれ2.34%,16,45%,3.92%とVMで最も高かった

これらのことから複数の前庭疾患の経過とVMがPPPD(持続性知覚性性姿勢誘発めまい)の発症に重要なリスクとしている。

このことからVMの診断はPPPDの早期診断という意味でも重要であることがわかる。