前庭性片頭痛と典型的脳幹前兆を伴う片頭痛 | めまい診療 

前庭性片頭痛と典型的脳幹前兆を伴う片頭痛

前庭性片頭痛と典型的脳幹前兆を伴う片頭痛は一部重複するが、前庭性片頭痛の場合、回転性めまいは1時間以上続くことが多い。また、典型的前兆を伴う片頭痛患者では前兆に続き(短時間のうちに)頭痛発作が現れるのに対して、前庭性片頭痛の場合、頭痛との関連がはっきりしない場合が多い。すなわち、回転性めまいに常に頭痛を伴うわけでもないし、めまいと頭痛が順序よく現れないで同時に出現することもある。脳完性前兆を伴う片頭痛の場合には脳幹性症状に加えて典型的な視覚性前兆がなければならない。


まとめ
脳幹性前兆を伴う片頭痛
典型的な視覚性前兆がなければならない。
前兆(脳幹性症状)に続き(短時間のうちに)頭痛発作が現れる

前庭性片頭痛
回転性めまいは1時間以上続くことが多い。
回転性めまいに常に頭痛を伴うわけでもないし、めまいと頭痛が順序よく現れないで同時に出現することもある。

 

 

メキメキ上達する頭痛のみかたより