頭痛学会にて ストレス対応 | めまい診療 

頭痛学会にて ストレス対応

頭痛学会にて

東邦の端詰先生の講演
心理社会的要因が関与する一次性頭痛への対応

というイブニングセミナー
はいろいろと考えさせられる内容でした。


ストレスと頭痛が関係があるとわかっている患者さんが心療内かを受診するようですが、それに対してなんにも対策を練らない、何か対処しようとしていないという特徴があるそうです
われわれはストレスを感じたら何とかしなければと対処法を考えますが、かならずしもみなさんがその様な対応をするわけではないようです
また、心身症の方に対して必ずする質問として
この一ヶ月で一番何をしているときが楽しかったですか?
というような質問だそうです
それを1週間、1日という風に期間を短くする質問をしていくそうです
これがストレスに対するactiveな対処法
ストレスを回避するというのはpassiveな対処法でactiveな対処を教えるそうです、
いっけんこれは理にかなっているようですが、実はこの理論では限界があるようにおもいます。
禅脳思考やマインドフルネスではこのような対応はしません。ストレスを感じそれに対して対応するのではなく、ただそこにあるがままにする
というのがその対処法です。
しかしストレス対策を指導する方法としては前者の方が容易であり、軽症例はそれで対処できるというようにも思います
この点については直接質問してみたいと思います。