こんにちは。

いわながあきこです。

 

今日は現場の課題を解決したいけど

同じことの繰り返しになってしまっている

園長先生に向けて書きますね。

 

そのヒントは子どもの姿にあります。

 

 

プランターのチューリップ咲きました

 

 

私たちの園で大切にしていることの一つに

”子どもから学ぶ姿勢を持つということ”

があるのですが、

 

保育士になりたての頃は

「先生」と言われる立場でもあるし

 

子どもには私たちが教えてあげなきゃ!

という一方通行な考え方しかありませんでした。

 

 

その概念を覆してくれたのは

ある2歳の女の子。

 

トイレトレーニング中で

おしっこの間隔こそ長い方だけど

朝からご飯の後まで

一度も行こうとしなければ

お漏らしもしないので、

 

体がとっても心配になって

どうにかこうにか説得して

トイレに連れて行った時のことでした。

 

 

 

便器に座ったその子の

様子を見ていると

ぽたっぽたっ・・・。

と垂れるものが。

でもそれ以上出てこない。

 

「・・・。」

 

意地でも我慢していたんですよ!!

 

ポタポタ雫を垂らしながら

「出ない」と言い張る姿にハッとしました。

 

「出さない」って決めているんだ。と。

 

 


 

 

同時にトイレトレーニングで

大事なことってなんだっけ?

って考えさせられました。

 

 

この子はちゃんと自分の意思で

おしっこを我慢して

膀胱に溜めれているじゃないか。

 

大切なのはもう少し大きくなった時に

自分の意思で排泄できるようになる

ことじゃないか。

 

失敗も含めて

この子の育ちをもっと信じよう

 

と気付かされたんです。

晴天の霹靂でした。

 

(その後遊んでいる時に見事お漏らしして

次第に失敗しなくなりましたよ。)

 

 

この経験から

”子どもの姿から学ぶ”という

新しい保育観を手に入れることができました。

ありがとうMちゃん❤️

 

 

 

 

そんなこんなで20年以上がたった今。

園で大切にしたいことの一つになりました。

(今じゃ保育界でも当たり前の考え方になってきてます)

 

 

子どもを一人の人格として尊重し

子どもの姿から気づく姿勢が持てるようになると

 

自分たちが今乗り越えるべき課題が

分かるようになると共に

解決のための糸口も掴めるようになります。

 

 

 

保育のやり方を考えた方がいいな~という時は

子ども達もザワザワ落ち着かないし、

 

何気ない一言が

子どもにとってどう感じたかを

考える機会をもらったこともあるし

 

ある時は

「僕は◯時に帰るから、それまで何かお手伝いすることない?」

と言って、自分が楽しくなるための交渉をしたり

 

考え付かなかったような意見や

心が動かされること

考えさせられることが沢山あります。

 

 

 

 

私たちの園では

保護者支援に対して

大きく概念が変わりました。

 

子どものためにこうすべき

という一般論を押し付けがちだったのが

 

ご家庭によって必要な支援を見極めて

関わるようになったので

保護者とのトラブルが減りました。

 

 

子どもの姿から学ぶ姿勢を持つことで

保育の視野が大きく広がります。

 

答えはいつだって

現場の中にあります。

 

現場の中にある答えを見つけるきっかけが

子どもの姿。

 

現場にあるってことは

現場を巻き込んでできるってことです。

 

あなたの園をもっと良くするためのヒントを

子ども達が教えてくれますよ。

是非子どもから学ぶ姿勢を持つこと

意識してみてくださいね。

 

ではまたーー!!

 

 

 

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