鍼灸師のamicaです。
気がついたらあっという間にGWが終わっていました〜。
といっても、仲良しの友人とスティホームのビール飲みまくり大会の2日間があり、さらにちょっとしたドライブをかねて飯能まで親戚訪ねたりと、そこそこ忙しくしていました〜。
さて、1日後、何本残っていたでしょ〜
今回はビタミンDについての”その3”。
免疫機能ってなんでしょう?
「免疫」とは、外敵から身体を守るためのシステムで、細菌やウィルスなどと身体に入ってきた外敵に対抗する抵抗力を「免疫力」と呼ばれます。
免疫力が弱い(または低い?)人は、細菌やウィルスが体内に入ってきた時の抵抗力が低いと言うことなので、風邪やインフルエンザ、今ではコロナなどの感染症にかかりやすくなってしまいます。逆に、免疫力が強い(または高い?)人は、病気にかかりにくい!と言うことですね。
免疫機能は身体の至る所にあります。
まずは、外部から入ってこないようにということで、バリアとしてわかりやすい皮膚・粘膜や、腸。さらに、万が一、体内に入ってきてしまった時の精鋭部隊としての白血球!などなど。
免疫機能とビタミンD
今、注目されているビタミンDはこの「免疫機能を調節する」働きがあるそうです。
さてさて、「調節」するってなんでしょう?
調節するとは、過剰であれば免疫反応を抑制し、必要な免疫機能は促進してくれるそうです。なんて、便利な。。。
- 「カテリリジン」を作る機能
ビタミンDは細菌やウィルスを殺す「カテリリジン」と言うタンパク(抗菌ペプチド)を作させ、バリア機能UP!
- 「βーディフェンシン」を作る機能
ビタミンDは、皮膚上に「βーディフェンシン」と言うタンパク(抗菌ペプチド)を作らせ、これまたバリア機能UP!
- 白血球の活性化
白血球細胞内にビタミンDを受け取る受容体がたくさんあり、NK(ナチュラルキラー)細胞やマクロファージなどが細菌・ウィルスを食べてくれる貪食作用を活性化させ、バリア機能UP!
- ビタミンDが制御性T細胞(Treg細胞)を誘導する
免疫のブレーキ役とされる制御性T細胞。ウィルスに感染したした細胞やがん細胞などを殺傷し排除してくれるので有名なT細胞君。T細胞達が活発に働きすぎてしまっている時に、「ちょっと落ち着こう!」ってブレーキ役になってくれるのが制御性T細胞君なんだそうです。
ということで、こちらは免疫力をセーブ!
- 腸粘膜の結合状態の改善
リーキーガッド症候群って聞いたことありますか?(詳細は下記)
ビタミンDはこのリーキーガッド症候群の緩んだ腸粘膜の結合状態を改善するタンパク質を作るのに関わる重要なタンパク質(ややこし。。。)に関与し、適切な免疫抗体の産生を促すそうです。
ということで、こちらもバリア機能UP!
などなど、いろんなところで免疫に関与していることが最近の研究でわかってきているようです。
インフルエンザとビタミンDの関係
前回のブログでも書いてみましたが、ビタミンDは食べ物から摂取する意外に、紫外線を浴びることで体内に合成されます。紫外線が減少する冬場はビタミンDの合成が減り、その結果抗菌ペプチド(上記①、②)も減少!
そのため、冬場に風邪やインフルエンザにかかりやすかったりするそうです。そして、ビタミンDの血中濃度をある程度の以上を維持していると、インフルエンザや風邪の発症率を大幅に減少させることがわかっているそうですよ。
(「ある程度」がポイント!これは後々ブログに書いていければ・・と)
ではでは、また。
セルフお灸で免疫力UP
お灸は、古くからの養生法の1つで、免疫力UPのためのセルフケアとしても活用できる方法です。
「ヒートショックプロテイン」と呼ばれるタンパク質の一種で、私達の身体に熱が加わった時、その熱から身体を防御しようとして作られる特殊なタンパク質があります。これが増えると多くの体の細胞が活性化し、体全体の血流が良くなり温まり易くなるのですが、お灸の熱で皮膚を刺激することでその「ヒートショックプロテイン」を作り出し、免疫細胞の働きを強化してくれると言われています。
どこにお灸をすればわからないなぁ。。という方は、ぜひご相談ください。
興味のある方は
渋谷:amica鍼灸院
二子玉川:鍼灸サロン vvb
まで、お問い合わせください。