鍼灸師のamicaです。
今日は久々に良いお天気でした。
が、天気予報でも行っていた通り、乾燥がすごい。
普通に顔がガビガビになっていき、これはまずい。と、お肌にも水分補給を急いで補給しました。栄養状態が変われば、もしかしたら肌の乾燥状態もだいぶ変わるのかなぁ。。と、疑問に持ちつつ、さらに勉強してみたくなりました。
今日のテーマも「ビタミンC」(のはずだった。。)
前回のブログでまとめた「ビタミンC」の生理機能の1つ1つじっくり理解しようと思います。
(前回のブログ:こちら)
まずは、「ビタミンCの抗酸化作用」について。(と、思っていたのですが、そこまで到達できず、まずは「活性酸素」のお話です)
いろいろ調べていたら、自分が理解していないことがたくさんあり、内容がどんどんディープに。。頭の生理のためにもブログに残しておこうと思います。
まずは、「抗酸化作用」ってことは、「酸化」に抗う(あらがう)ってことですよね。
ではでは、体内の酸化ってなんでしょう?当たり前に聞くような「活性酸素」って言葉も一体なんで悪者なのか?
Google先生やいろんな本を探ってみました。
「活性酸素」
酸素は私たちが生きていくには必要なもので、空気を吸って、体内に酸素を取り入れ、その酸素を使って、食物を体内で代謝させることによりエネルギーを作っています。
ちなみに、エネルギーを作っているのは、細胞内にあるミトコンドリア。ミトコンドリアが酸素の新陳代謝によりエネルギーを作り出す時に、酸素の一部が活性酸素になってしまうのだそう。
詳しい話になると、電子とか原子核とか・・むかーし学生時代に化学の授業でやった話になってきてしまうのですが、簡単にいうと・・・
酸素に手があるとすると、
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安定・・ 両手が塞がっている状態
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不安定・・ 片手がフリーな状態(=活性酸素)
酸素は寂しがりやで、誰かといつも手を繋ぎたい(=安定したい)のです。
そして片手がフリーな活性酸素が誰かと手を繋いだ状態を「酸化」とよび、難しくいうと活性酸素は、「他の物質を酸化させる力が非常に強い酸素」のことだそうです。
体は60兆個の細胞から成り立ってて、この1つ1つの細胞が酸素を使って栄養を代謝するたびに活性酸素を発生させている!?ということで、残念ながら生きている限り、活性酸素は必ず発生するということです。
ちなみに、「酸化」といえば、実は私たちの身の回りにもしょっちゅう起きています。例えば、
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化粧品などでもオイルを使った製品を放っておくと、黄色く変色しボソボソの状態になったり、独特の匂いを放ったり
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自転車を屋外へ長期間放置していたら、赤くサビがこびりついていた
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りんごを放置してたら、褐色になったり
などなど。これらが「酸化」です。
なので、「活性酸素」は「体内のサビ」を作り出してしまうのですね。体への影響も結構大きく、
1)心血管疾患の原因
体内で活性酸素によって体内で「酸化」が起きると、そのサビが血管の壁にくっつき始め、血管が狭くなったり塞がれたりしてしまいます(→心筋梗塞・脳梗塞の原因となる)。
ちなみに、LDL(悪玉コレステロール)が酸化したことが原因で、その結果血管壁に余計な細胞や細胞の死骸がくっついていくようです。
2)ガンの原因
活性酸素は細胞膜を酸化させ、最終的には細胞膜としての機能を失います。そして、細胞膜を壊した後は、新たなターゲットとして細胞内の「DNA」にも直接襲いかかるようです。「DNA」は私たちの体の細胞の設計図。DNAがおかしくなちゃうと、突然変異の遺伝子を作り。。。そう。これが「ガン細胞」になっていってしまうってことですね。(→ガンの原因となる)
3)疲れの正体
「疲れ」の発生の中心的な役割を果たしているのが「活性酸素」。
通常時は、発生した活性酸素に対して抗酸化力が働き、過剰な活性酸素を除去してくれますが、活動量が増えたり、ストレスや環境から心身に負荷がかかると。。。
① 細胞が酸素を使ってどんどんエネルギーを産生
② その結果、活性酸素も大量に発生
③ 体内の細胞自体がサビつく
④ 細胞内で栄養をスムーズに燃やせず、エネルギー産生力低下
↓
「疲れている状態」
となることがわかってきました。
4)肌トラブル
皮膚の細胞が活性酸素によってダメージ受けちゃうと、シミやシワができちゃいます。
いかに発生してしまった「活性酸素」を、体内の細胞に襲いかかる前に対処するか!が重要になります。そして、そこで活躍してくるのが、「抗酸化物質」です。
「活性酸素が過剰に発生する原因」
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ストレス
- 紫外線や放射線
- 激しい運動
- 大気汚染
- タバコ(受動喫煙を含む)
- 薬
- 過度の飲酒
- 酸化された食べ物
マーガリンなどのトランス脂肪酸
ファストフード
加工食品
時間がたった揚げ物
インスタント食品
スナック菓子
続きはまた。