分子栄養学:ビタミンCってすごい(1) | 鍼灸師 amicaのブログ

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鍼灸師のamicaです。今までは海外を巡る鍼灸師でしたが、今は日本で海外の人にも鍼灸の良さを知ってもらいたいと野望を持って、治療に励んでます。

鍼灸師のamicaです。

 

何やら一気に涼しくなりましたね〜。っていっても既に10月中旬。20度前後の気温が当たり前なのかな。。もう、ここ最近の異常気象(?)とかで、何が当たり前か本当にわからなくなりました。。。

 

さて、また栄養について考えてみたいと思います。

 

以前のブログで、風邪について考えた時(ブログはこちら。。)にもちょこっと出てきた「ビタミンC」さん。なんとなくビタミンCと聞くと、なぜかレモンやアセロラを思い出し、口の中がやや酸っぱくなる感じがするのは、私だけでしょうか。。。?

 

ビタミンCは別名「アスコルビン酸」。

酸の化学構造を持っているので、酸味を感じるようです。もちろん、ブロッコリーやほうれん草など酸っぱくなくてもビタミンCを多く含む野菜はあるようですけどね。(ちなみになぜかというと、「糖」が入っていると酸味を感じにくくなるようです)。

 

ビタミンCの生理機能

 

さてさて、ビタミンCのすごさをあげると。。。

  1. 抗酸化作用 
  2. コラーゲンの形成
  3. 鉄の吸収促進
  4. 免疫増強
  5. カルニチンの生合成
  6. 神経伝達物質の生合成
  7. ビタミンEのリサイクル作用
  8. メラニン色素還元作用/メラニン生成阻害作用
と、どんどん出てきますねー。
もちろんこれだけではなく、アミノ酸、カルシウム多くの物質の代謝にも関係しています。
 
「コラーゲン形成」とか、「メラニン生成阻害」とか聞いただけでも、何やら女子が最も気にするお肌」に良さそうな響きだし、鉄の吸収促進となると貧血傾向のある女子にも良さそうですよねー。
 
 

風邪に効く仕組み

 

また、風邪やインフルエンザ、そして今年は新型コロナウィルスと、いろいろな敵が外から襲ってきますが、そんな奴らから私たちを守るための免疫機能に対しても「ビタミンC」は重要な役割を持っています。

体の仕組みとして、風邪のばい菌が身体に入ると、白血球がばい菌を退治します。白血球は血液の中で動き回りばい菌を退治するのですが、血中のビタミンC濃度が上がると、白血球がより活発に動き始めることが確認されたそうです。

 

活発に動く(=遊走性が高まる)ので、どんどん退治してくれるってことですね。

 

おまけですが、今話題の新型コロナウィルス対策にも実は重要で、日本では「マスク、手指消毒(手洗い)、うがい」ばかりが言われていますが、実は、栄養も大事。マレーシアの医師会会長も「ビタミンなど免疫を強化する食品を選ぶこと」とコメントが発表されているそうです。
 
外からの侵入を防ぐだけでなく、自分の力で退治できる力をUPすることも重要ですよね。
 
 

便秘の人にも。。

さらに、実は便秘の人にかなり魅力的なビタミンだったりします。
摂取したビタミンCは全てが吸収されるものでもないようで、一度に摂取する量によって吸収率が異なるようです。そして、体内に吸収できなかったビタミンCは、大腸で素敵な副作用(?)があります。
  • 乳酸菌の栄養にな利、乳酸菌が増え、腸が活発に動き始める
  • ビタミンCが水分を吸収し、便が柔らかくなく
 
と、なんか魔法のようなビタミンC。こんなにいいことづくしでいいのか?落とし穴はないのか?ってちょっと不安になるくらいです。いろいろな書籍でビタミンCについて書かれているので、読みすすめて学んでいきたいと思っています。
 
続きはまた。
 
 
鍼灸の治療院にも「便秘」で悩む方はたくさんいます。
「便秘」を治したくて鍼灸院にくる方や、「腰痛」「肩こり」「五十肩」「膝痛」「不妊治療」等、別症状の改善を目的で来院し、鍼灸治療の副次的な効果で「便秘」の改善が見られる方も多くいます。
 
鍼灸で、身体の外側から刺激を行い身体のコンディションを整えながら、栄養バランスをチェックし改善していくことで、身体の内側からアプローチできれば、相乗効果でより良い結果が期待できること間違いなし!