Van HalenとFloydroseトレモロが登場した80年代、ストラトキャスターにダブルロックトレモロとハムバッキングP.U.を載せる改造が流行しました。当時のHR/HMの隆盛とエレキギターの演奏性の追求がなければ今日のハイエンドギターはなかったはずです。
そんな時代の雰囲気を持ったストラトキャスターをご紹介します。
2014年製Fender Japanのストラトキャスターです。
22フレット、GOTOH製ダブルロッキングトレモロ、SSHのP.U.レイアウトという80年代以降のスタジオシーンでよく使われた汎用性の高い仕様です。

ダブルロッキングトレモロ搭載とはいえ、HM/HRに特化した仕様というわけではなく、HM/HR向けのギターに多く見られるネックプロファイルよりもやや太めでしっかりした印象のネックにFenderらしさを感じます。
指板Rはブリッジに合わせてフラットめですので、チョーキング時の音詰まりはありません。

ボディはアルダー、ネックと指板はメイプルです。
やや出力控えめのブリッジハムバッカーにより、ネックとセンターのシングルコイルとのマッチングが良く、P.U.セレクターのどのポジションでも使える場面がすぐに見つかる音になっています。

初心者の最初の1台としても、熟練者のサブギターとしてもおすすめです。

ボディ側面に2箇所小さな打痕がある以外はピックガードの弾き傷や日焼けはない非常に良好なコンディションを保った個体です。ほとんど弾かれた様子はなく、ネックやフレットの状態も問題ありません。
全体的な造りの良さは現行メキシコ製よりもこちらの日本製に軍配が上がります。
良いギターです!

