Bogner Amplification/Duende 24w | GGAGのブログ

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欧州製ハイエンドギター・ベースの国内輸入元ノイベラックスと直営店アムグリフブレットの公式ブログです。楽器の紹介、楽器工房訪問レポートなどを書いています。

すっかり更新が滞っていましたが、当店は変わらず元気に営業しています。今回は当店在庫のギターアンプ、Bogner Amplification/Duende 24wを紹介します。

基本仕様は国内代理店ウェブサイトをご覧ください。

Bognerはブランド設立最初期からEcstasy、Shivaという現代のハイエンドアンプ、ブティックアンプの先駆けとなったモデルを一貫して製作している一方で様々な意欲作も発表しています。
その多くは短命に終わっていることが多いのですが、それは単に知名度の問題だけであり、決してその性能が劣るからではありません。当店でも多くのEcstasyとShivaを販売してきましたが、同時にGoldFingerやMetropolisといった個性的なモデルも販売してきました。

本機Duendeも評価されるべき意欲作の一つです。

EcstasyやShivaよりもヴィンテージアンプを強く意識した仕様が特徴で、トレモロと2つのチャンネル毎にレベル設定可能なスプリングリバーブを備えています。
12w、24w、30wのモデルが発売されていましたが、こちらの個体は24wモデルです。パワー管は6V6が2本です。このことからも本機は往年のFender/ChampやDeluxe Reverbを意識していることが伺えます。


DuendeにはクリーンチャンネルにあたるCh.aとゲインチャンネルにあたるCh.bが備えられており、この2つのチャンネルをフットスイッチで切り替えるだけでなく、同時に使用することが可能です。2つのチャンネルを同時に出力する設定にすると、Ch.aのEQセクションがCh.bにも作用し、これにより驚くほど多彩なサウンドバリエーションを引き出すことが可能です。
Groove Tubes社のアンプでも2チャンネルを同時に出力する機能がついていましたが、これはハイゲイン設定時の音抜けが格段に良くなる実用的な機能です。

Ch.aにはTreble, Middle, Bassの3バンドEQと共に、Brightスイッチが備えられていますが、Ch.bにはEQセクションが備えられておらず、GainとVolume、そしてGain Boostのみのシンプルなコントロールとなっています。
これに加えてDuendeには、Air, BodyというEQコントロールがあります。2つのチャンネル共通に働くマスターEQセクションとなっていて、全体的なトーンコントロールを行うことが可能です。

アンプのリアパネルには、Reverb a, Reverb bコントロールが備えられており、Reverbレベルをチャンネル毎に設定することが可能です。(フットスイッチを接続せずに2つのチャンネルを同時に出力して いる場合は、Reverb aコントロールが優先されます。フットスイッチを接続している場合には、フットスイッチで選択されたチャンネルのReverbレベルが反映されます。)

本機は外観に若干の傷はありますが、きれいな状態です。
当店入荷後に検品し、必要な真空管交換を行っていますのでフレッシュなサウンドを楽しんでいただけます。
付属の純正フットスイッチでチャンネル切り替えやトレモロのON/OFFを足元で行っていただけます。

ギターからアンプにシールド1本でつないでいただければ、その音に魅了される、説得力のある逸品です!
お見逃しなく!