Cuntz Guitars/CWG-23sH Blackwood Showmodel | GGAGのブログ

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欧州製ハイエンドギター・ベースの国内輸入元ノイベラックスと直営店アムグリフブレットの公式ブログです。楽器の紹介、楽器工房訪問レポートなどを書いています。

更新が滞っている本ブログですが、話題は盛りだくさんです。

9月23日から10月7日までのドイツ・スイス出張では欧州最大のギターショウであるギターサミットや工房訪問をして多くの収穫がありました。

そのレポートに先駆けて、緊急入荷したCuntz Guitarsによるギターサミット用ショウモデルをご紹介します!

まさかこの楽器を入荷できるとは思っていなかっただけに当店での入荷が決まった時は手汗が止まりませんでした。

CWG-23sはCuntz Guitarsのフラッグシップモデルです。
本機は2019年9月末に開催された欧州最大のギターショウ・ギターサミット出展のために3台作られたショウモデルの内の1台です。当店ではそのうちの2台を入荷しました。(もう1台はインディアン・ローズウッドのモデルだったのですが、こちらはドイツ滞在中に売約となりました。)

大きな特徴として、ボディートップにはベアークロウ・アルペンスプルースを、

ボディーサイド&バックには20年物のフィギュアド・タススマニアンブラックウッドを使用し、ボディー全体をハイグロスフィニッシュで仕上げています。


ボディーバインディングはメイプルとメイプル&エボニーの装飾入りの2層になっており、

スプルースとブラックウッドによる美しいコントラストをさらに際立たせています。

ブラックウッド材を採用したことにより、ローズウッドよりも高音域と低音域が豊かで立ち上がりの早いサウンドになっています。

さすがに蔵出しの材を使っただけあり、当店でも他社のブラックウッド採用機種を扱ったことがありますが、本機に使われている材は別次元の音だと言えます。


クンツギターの特徴である、音の伸びや響きにブラックウッドの音響特性が加わることでソロギターだけでなく、バンドアンサンブルでも真価を発揮できる楽器になっています。


ボディートップのベアクロウ・スプルースは限定モデルならではのランクの高い材を使い、透明感の高い高音域とボディーヒッティングの際の心地よい打音を実現しています。


もちろん、ネックの仕上げから生まれる快適な演奏性は変わりません。


演奏スタイルを選ばない最上位ランクの限定モデルです。お見逃しなく!

【Specifications】
Body side&back: タスマニアン・ブラックウッド(20年物スペシャルストック)、メイプル・バインディング付
Body top: アルペン・スプルース(ヘイゼル・スプルース、ベアクロウ、スペシャルストック)
Neck: マホガニー1P
Fretboard: エボニー、ブラックウッド・バインディング付
Headstock: ブラックウッド、メイプル・バインディング付
備考:14フレットジョイント、19F、ネックスケール650mm
    HISCOXハードケース付属