多くのトッププレーヤーの使用によってその名を不動の物にしたフラッグシップモデルがEcstasy 101Bですが、ギターリグを組むには難儀なモデルとしても知られています。
今回のご依頼ではラックに収納したプリエフェクト用コンパクトエフェクターの使用はG-LAB/M4Lで行い、ポストフェクトは全てラック式マルチエフェクターでまかなうことで演奏者の足元はG-LAB/GSC-4のみという非常に合理的なプロ仕様のシステムにしました。全ての操作をG-LAB/MAC-4.4 for Bogner Ecstasy101Bを介してMIDIで行うことにしました。
MAC-4.4 for Bogner/Ecstasy ではアンプのフット スイッチインプットに接続するための専用ケーブ ルが付属しています。MAC-4.4 を用いることでGSC-3/4によって純正フットスイッチと同じく、 3つのチャンネルの選択と以下の4つの機能の選択が可能です。
BOOST1 (SWITCH OUT 5)
BOOST2 (SWITCH OUT 6)
FX LOOP (SWITCH OUT 7)
STANDBY (SWITCH OUT 8)
*括弧内のSWITCH OUTはMAC-4.4本体のLEDの点灯を示しています。
MAC-4.4はMIDI インターフェイスからのプログラムチェンジ・コマンド/コントロールチェンジ・コマンドでコントロールでき ます。
プログラムチェンジ/コントロールチェンジ・スイッチで MIDI コントローラーから受け取るコマンドのタイプを選択します。 スイッチのON位置はコマンドが受信されることを表しています。 プログラムチェンジ・コマンドを使う場合、プログラムナンバーは計算式によって次のように算出されます。
プログラムチェンジナンバー=「合計」=0+4(スイッチアウト No.5 が ON の場合)+8(スイッチアウト No.6 が ON の場合)+16(スイッチアウト No.7 が ON の場合)+32(スイッチアウト No.8 が ON の場合)
上の写真の例ではプログラムチェンジナンバー「1」なので、アンプのチャンネル1+0(スイッチアウト No.5 が OFF の場合)+0(スイッチアウト No.6 が OFFの場合)+0(スイッチアウト No.7 が OFF の場合)+0(スイッチアウト No.8 が OFF の場合)となり、アンプのチャンネル1(クリーンチャンネル)を選ぶだけの設定となります。
なんだか難しそうですが、製品には日本語取説の中に計算済みのプログラムナンバー表が書いてありますので、簡単に設定できます。
プログラムチェンジナンバー「2」ならば、アンプのチャンネル2+0(スイッチアウト No.5 が OFF の場合)+0(スイッチアウト No.6 が OFFの場合)+0(スイッチアウト No.7 が OFF の場合)+0(スイッチアウト No.8 が OFF の場合)となり、
アンプのチャンネル2(BLUEチャンネル)を選ぶだけの設定となります。
アンプのチャンネル3(REDチャンネル)を選ぶのであれば、
アンプのチャンネル3+0(スイッチアウト No.5 が OFF の場合)+0(スイッチアウト No.6 が OFFの場合)+0(スイッチアウト No.7 が OFF の場合)+0(スイッチアウト No.8 が OFF の場合)となり、プログラムチェンジナンバーは「3」で、
REDチャンネルに切り替わります。
概要が掴めてきたのではないでしょうか?
今回はプログラムチェンジ・コマンドでアンプを操作しましたが、コントロールチェンジ・コマンドでも操作できます。
それについては次回にご紹介します。
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