GSC-3を使用しアンプを含めたシステムのトータル・コントロールを可能にしたリグで、GSC-3の機能をフル活用したシステムとなっています。

■シグナル・フロー
ギター → Line6 Relay G50(ワイヤレス) → ERNIE BALL Volume Pedal → G-LAB WW-1→Boss PH-5 → GSC-3
GSC-3のループにはG-LAB BC-1、オーバードライブ、ブースター、ELECTRO-HARMONIX Small Clone、Boss PH-5 → ENGL Special Edition。
ENGL Special EditionのFX LOOPにBoss CH-1とEventide TIMEFACTOR。

Tomo-zoさんからのご要望の一つが、以前から使用されていたボードに収まるようセッティングして欲しいとのことでした。
スペースの関係上パワーサプライを入れる余裕がなく、いずれかのエフェクターを重ねた場合エフェクターボードの蓋が閉められません。
そこで今回はGSC-3に内蔵されているパワーサプライを使用しました。GSC-3内蔵のパワーサプライは9V電源を6台まで供給可能です。
6個の電源それぞれの出力は完全に直流で分離されているのでグラウンドループを避けることができます。
Tomo-zoさんは9V電源が必要なものが足元に9個ある為、足りない分はBoss TU-3からパラレルで電源供給しています。

【MIDIをフル活用】
G-LAB GSC-3はMIDI PUT端子を装備しておりMIDIコマンドによりMIDI機器の各種操作が可能です。
アンプヘッドのENGL Special EditionはMIDIを使用することで全てのフットスイッチ操作を簡単に行えます。
システム内にはMIDI端子を持ったエフェクターがG-LAB BC-1(コンプレッサー)とEventide TimeFactorがありますので、MIDIを使用することでこれら全てを同時、または個別にコントロールすることができます。
TimeFactorのタップテンポ入力をGSC-3のフットスイッチに置き換えることができますので、TimeFactorはアンプ側に配置しています。

【ワウパッドとの組み合わせでトラブルを防ぐ】
G-LABワウペダルWW-1は同社のWP-1(ワウパッド)と組み合わせて使用しています。
ワウペダルのWW-1は感圧センサーにより足を乗せるだけでon/off操作が可能です。さらにWP-1と組み合わせて使用することにより
スイッチャーのGSC-3との連動操作が可能になり、ワウ・ペダルに足を乗せるだけで予めスイッチャーに設定したワウ専用プリセットを呼び出すことができます。(ワウペダルから足を離すと直前のプリセットに戻ります)
ガチャリックスピンのようなアクションの激しいステージング中でも、踏み間違いや誤操作を防ぎ、煩わしいスイッチ操作からも開放されます。この連動システムはTomo-zoさんにとって無くてはならない重要なアイテムです。

当初Tomo-zoさんは「機械が苦手」と仰っておられましたがシステム引渡し後はG2 Softを使いご自分で全て設定されています。
G2 SoftはG-LAB社のWebサイトから無料配信しているソフトで、USBケーブルを使ってパソコンと接続することで簡単に手早く各種設定の変更・管理が可能です。

一見複雑に見えるシステムですが、必要な物だけを組み込み音質劣化を防いでいます。
ライブ演奏時における操作が煩雑にならないよう追加機器を導入し、1回のフットスイッチ操作、1回の動作で多くの機器を同時にコントロールしています。
GSC-3の機能をフルに活用しているお手本のようなシステムです。
弊社ではペダルボードやラックシステムをはじめ、様々なギターリグ製作も承っています。
弊社にてご購入の機材以外に、お使いのアンプや機材を送っていただき、弊社にてご希望の設定にセッティングします。
手順はまず、ご希望のセッティングをお知らせ頂きお見積りをお知らせ致します。
お見積り金額にご納得いただけましたら上、機材を全てお送り頂きます。その際の往復送料はご負担下さい。
作業終了後システム構築料をお振込み頂きます。ご入金の確認が取れました後に発送致します。
作業期間は機材到着後3~7日程です。
皆様の快適な音楽生活をサポートさせていただきますので、是非ご検討下さい。
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