癌患者さんに対して、マックス・ゲルソン博士が実践提唱・成果をあげてきた、ゲルソン療法。ご自分も癌患者であった日本人医師 星野仁彦医師が続けやすいようアレンジを加えて、食事療法で克服されました。紹介させて頂きます。
シュバイツァー博士の奥様もゲルソン博士にお世話になられたようです。
無塩食(まずいです) 大量のニンジン・リンゴ・青野菜ジュース
PETでもわかるように糖分は癌細胞の餌ですからカット。
塩分も細胞に入ると癌細胞の増殖が速くなるようなので無塩食のようです。
星野式ゲルソン療法の5つの基本
1無塩食
①塩、しょうゆ、ソース、みそなどの塩分(NaCI)を含
有するものを極力省く。
②少量の減塩しょうゆまたは無塩しょうゆ(KCI)、レモ
ン、酢、ビネガー、ニンニク、ハーブ、ハチミツ、黒砂
糖などで工夫した味つけをする。
③特に初めの数ヵ月~2年間はこれを徹底する。
2油脂類と動物性蛋白質の制限
①初めはすべての油脂類(動物性、植物性の油)、肉類、
魚介類、乳製品、卵などすべての動物性蛋白質を抜く。
②蛋白質はできるだけ植物性蛋白質、すなわち、大豆蛋白
(納豆、豆腐、凍み豆腐、湯葉、豆乳、プロテイン)ま
たは小麦蛋白(グルテン、おふ)などから摂取する。
③パンは国産小麦、できれば令粒粉を使用する(市販のパ
ンは食べない)。
④数力月たてば白身の魚、小魚(シラス、チリメンなど)、
鰹節などを食べ始めてもよい。
3大量かつ多種類の野菜ジュース
①ニンジン、ジャガイモ、国産レモン、リンゴ、カブ、ダ
イコン、季節の青菜などの野菜ジュースを1回400cc、
1日3回以上飲む。
②以上の野菜はできるかぎり、自然農法(無農薬、有機栽
培)で作られたものを使う。
③野菜はできるかぎり新鮮なものを生のまま食べる。
4アルコール、カフェイン、タバコ、精製された砂糖、人
エ的食品添加物(着色料、保存料)などの禁止
5イモ類、未精白の穀類(玄米、胚芽米、全粒粉)などの
炭水化物、豆類、新鮮な野菜や果物(国産)、堅果類(クル
ミ、ナッツ、アーモンドなど)、海藻類を中心とした食事。
ゲルソン療法・食事療法がすべてではありませんが、癌患者さんを手術後
投薬・放射線治療などせず、ゲルソン療法等を試みようとする医師が左遷
される事もよくあるようです。
5年生存率が延びているのは良い事ですが、早期発見診断技術のおかげもあり、
本当に術後さらに5年延びているのかは疑問余地のあるところかも知れません。
ガンと闘う医師のゲルソン療法 星野仁彦 マキノ出版
自ずからガンを克服した精神科医が選んだ究極の栄養療法