思い返せば、これまでの私の人生で一番熱心に大相撲を観ていた頃の第64代横綱だった「曙さん」。
片や 若花田や貴花田といった日本人横綱になるべき関取たちと対比させて「ヒール」の役割を背負わされていた面がありましたね。
私はドラマでも悪役を演じる俳優・女優さんたちが好きなので、若・貴兄弟に声援をおくるのと同じ熱量で「曙さん」を応援していましたね。
「曙さん」はハワイ・オアフ島出身で、本名はチャド・ジョージ・ハヘオ・ローウェン(Chad George Haaheo Rowan)。ハワイ・パシフィック大学時代までバスケットボール選出として活躍していましたが、大学は中退。
後に東関親方(元高見山)に見込まれて相撲界入りし、1988年3月場所に初土俵を踏みました。
1990年3月場所で新十両に。
同年9月場所若花田(のちの若乃花)、大翔山、貴闘力とともに新入幕を果たす。
1993年初場所後に外国人としては初となる第64代横綱に昇進しました。
1995年には日本国籍を取得し、引退後はプロレスラー、総合格闘家、タレントとしても活躍していました。
個人的には 総合格闘技に進んで あのボブ・サップとの闘いで1ラウンドでマットに沈んだ姿を懐かしく思い出します。
故人のご冥福を心よりお祈り申し上げます。
合掌。