『私の夫と結婚して 내 남편과 결혼해줘』第7話ユ・ジヒョク部長の苦悩：その３

第7話では、中盤を過ぎる辺りまでにユ・ジヒョク部長（演者：ナ・イヌさん）の苦悩を私達視聴者に感じさせるエピソードが描かれました。

カン・ジウォン（演者：パク・ミニョンさん）の初恋の男性で、ジヒョクが手を回したおかげで高校の同窓会で彼女と再会できたペク・ウンホ（演者：イ・ギグァンさん）がオーナーのレストラン「ヴェルテル」にでかけて、そこでやけ酒のようなお酒の飲み方をするジヒョクの姿。

さらにその前には、U&Kフードの会長である祖父のユ・ハンイル（演者：ムン・ソングンさん）にも「自分の好きな女性（ジウォンのこと）には会わせられません」と告げていたジヒョクの姿が見られました。

U&Kフードの社内では、人事トップとしてユ・ジヒョク部長の上に赴任してきたイ・ソクジュン室長（演者：ハ・ドグォンさん）が、「単身用ミールキット」の発案者であるカン・ジウォンを再開するプロジェクトから外そうとするのをなんとか阻止したジヒョクでしたが、ユ・ハンイル会長から「孫が熱を上げている女性のことを調べ上げるように」との指示を受けたイ・ソクジュン室長はジウォンを調査し、「社内で長年付き合っているパク・ミンファン代理という男がいる」事実をつかんでおり、そのことが「過ちだらけだった人生」を修正しようと努力しているジウォンを見る目を曇らせているのでした。

一方、イ・ソクジュン室長からカン・ジウォンの彼氏だと知られているパク・ミンファンはジウォンと結婚する前に、彼女の親友で自分に気の有るそぶりを見せ続けるチョン・スミンをなんとか我が手に落としたいと考えていました。

そこでスミンとの食事デート費用をジウォンから出させるために、先日ジウォンのカードを使って散財したフランス料理のレストランで食事をしようとジウォンのことを誘うミンファンでしたが、「今、お金はあるか？」と聞いて来たり、「スミンも一緒にディナーを食べよう」と提案したりするミンファンを見て、ジウォンはそのまま彼にお金を与えるのではなく、スミンと彼をカップルにするために「積立預金の中からお金は貸すから、今日のディナーはやめにして、週末にスミンも一緒に出かけましよう」と提案します。

そして迎えた週末は好天に恵まれて、３人は公園へとピクニックに出かけます。

ジウォンの予想通り、スミンはミンファンの気を惹こうとする言動を見せ、ミンファンはそんなスミンを褒めるばかりで、諸費用を出しているジウォンのことはぞんざいに扱います。

そして３人で横になっていると、ヤン・ジュラン代理からジウォンに電話が入ったようで、彼女は会社に戻ることに。

そしてジウォンが去った後のミンファンは、スミンに「自転車の乗り方を教えてあげよう」と張り切るのでした。

しかし、実はジウォンにかかってきた電話はU＆Kフードの会社ビルの前で彼女を待っているペク・ウンホからのものでした。

そして、タクシーに乗って会社に戻ってきたジウォンに花束を渡すウンホの姿を、ビルの中からユ・ジヒョク部長が観ていました。

花束を渡すと直ぐにレストランの仕事に戻って行くウンホを見送ってから、自分のオフィスフロアに戻ったカン・ジウォンはユ・ジヒョクの部長室をたずねます。

『話があります』と切り出すジウォンに

「週末まで出勤？」と聞くジヒョク。

『ミンファンとスミンを２人きりにして　逃げてきたんです』と答えるジウォン。

「イ・ソクジュン室長がやって来て、祖父は彼を使えと言いましたが、彼は（将来）私が会長になったら退職しました。扱いにくい人物ではあります、それで君を（プロジェクトの）リーダーにできなかった。」と、単身用ミールキットプロジェクト再開に絡んだ諸事情を説明するユ・ジヒョク部長でしたが、最後に彼は改まった顔でジウォンを見つめ、

「何でもします。カン・ジウォンさんのためなら　どんなことでもする」と言い切るのでした。

そして翌日、ユ・ジヒョク部長はマーケティング部のオフィスフロアで社員たちに向かって「チームワーク形成のためのワークショップを開催します」と宣言します。

そこでジウォンはヤン・ジュラン代理に「ユ・ヒヨンさんをワークショップ担当にしてはどうでしょう」と提案して同意を得ます。

そして　やってきた「U&K　秋のワークショップ」の初日。

屋外に社員たちや事務局用のテントが立ち並びます。

それら設備の中でも　特に目を引くのはユ・ヒヨンが企画した「宝探しゲーム」の１位の商品であるキャンピングカー（これに宿泊できる権利）でした

そして、ユ・ジヒョク部長はと言えば、ジウォンへの気持ちを整理する努力をしながらも、ワークショップにおける彼女の行動をしっかり見守って、いつでも支援できる体制をとっていました。

屋外における食品の体験学習を目的としているワークショップでしたが、前述のように　ヒヨンの発案による宝探しゲームも開催されることになっていて、そのゲームの成績によって、社員は夜に就寝する場所がきめられるというものでした。

宝さがしゲームの宝は、１番が最高商品で就寝場所にキャンピングカーが与えられ、２番は豪華な大型キャンプテント、３番はテーブルセットのついた中型テント、4番は簡易テント、末端の5番は寝袋が２つ与えられるだけ…というようなものでした。

5番の宝の商品が「寝袋」だと知ったチョン・スミンは「私は屋外で寝るなんてできないのに。ヒヨンさんの企画は嫌な感じがしたのよ」と　ぶつぶつ不満を言いました。

パク・ミンファンは「俺が1番をとってキャンピングカーで寝かせてやるから見てろ」と強気な発言をしますが、ジウォンの記憶ではミンファンのゲーム成績は5番で寝袋での就寝、自分は４番で簡易テント、そしてチョン・スミンはうまく立ち回って（今世ではすでに退職させられている）キム・ギョンウク課長に1番を取らせて、自分も仲間に入ってキャンピングカーを使わせてもらっていたのでした。