『空気人形(2009年 日本)』R15+指定:お断りしておきます、私はまともな人間ではありません | 日本と芸能事が大好きな Ameyuje のブログ

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米合衆国領土グアム島と仏領ポリネシアのタヒチ島とボラボラ島しか訪れた他国無し。比較対象が少ないのに「僕に一番合うのは日本」と思う。反日国に侮辱されても毅然とした態度をとらない現在の母国には「いやんなっちゃうな~」と立腹するけど、やっぱり日本が大好き。

監督    是枝裕和
主演    ぺ・ドゥナ,  ARATA,  板尾創路

 

 

性処理用の人形として世界に現れた空気人形。
自分が男にされるままになる運命だと知っている空気人形。
そんな空気人形が ある日から心を宿してしまいました。

空気人形は彼女になりました。
されるがままなら楽かもしれないのに、
人間と同じようなことをしようとして失敗もします、
ただ、彼女は、この世界で隣り合った人間たちと暮らすうちに、
苦しんだり、悲しんだり、悩んだり、笑ったりしている、
そんな人間の世界に 美しいもの 素敵なもの の存在を見つけました。

人間と同じように生きて、
豊かな表情をみにつけて、
ジェラシーということも知って、
誕生日を祝ってもらうことを夢見て、
それでも 隣り合った人間たちの方が心を失ってしまったと知って、
彼女は朝の住宅のゴミ捨て場に、

元の人形として帰っていきました

 

 

 

この映画はヌードやセックスシーンが出てくるので R15+指定通りに 大人が観る映画です。

主演のぺ・ドゥナ氏のヌードは美しく、またお着物を着ている姿も美しく撮影されています。

そしてさすが 長澤まさみ女史を主演とする「キンチョー虫コナーズ」のCMを撮影された是枝監督らしく、まるでミヒャエル・ハネケの作品か?と思うぐらいシュールで、そして軽やかな「美」の映像がちらほら出てきます。

 

タイトルと紹介文を観た時には、「胡散臭そうなテーマの作品やなぁ」と思ったのですが、観終わってしまえば、なんと 映像のポエムでした。

 

不思議なとしか言いようのない詩的充実感を味わえた作品でした。
ただし、観賞をすすめるのは男性です。映画好きな大人の男性のための作品かな?とおもいました。

 

★ ★ ★

 

と、ここで終わってしまうと、 タイトルに

「お断りしておきます、私はまともな人間ではありません」

と書いたわけが判らなくなりますので、まともなレビューなら絶対書かないところを書きます。

これも何度も書きました。勝新太郎さんの「俺は助兵衛だけど淫らじゃないよ」というセリフの大好きな私ですから、日本と西洋のスケベ技術者たちが利益を上げるだけではない情熱で作り上げていると想像される、リアル「空気人形」の入り口だけ、ご紹介しましょう。

 

映画のタイトル「空気人形」は、世間いっぱんでは現在「ラブドール」と呼ばれるもので、数十年昔には「ダッチワイフ」とも呼ばれていました。 都市伝説かもしれませんが、 かって南極観測隊の隊員に支給されたダッチワイフが「南極2号(南極のお妾さん)」と呼ばれたなどという話も子供の頃に近所のオトナに聞きました。

 

「性」の嗜好というものは、常識でうんぬんかんぬんできるものではなく、「ラブ・ドール?気色わるー」という人もいれば、そうでない人もいます。 近年、有名なところでは、 かの「すべらない話」で千原ジュニアが語ったごとく、落語家の桂楽珍氏が、ダッチワイフを我が妻の如く愛しており、その 妻(ダッチワイフ)の名前が「トキエ」であり、昼間のベランダで性行為に及ぶと興奮する…というところまで 公衆の電波に乗せてばらされてしまいました。

 

私の様に好奇心旺盛でまともでない人間は、すぐに「トキエ」さんのレベル(人工技術)はどんなものなのか?と調べるわけです。 同じように調べてる方もいるかもしれませんが、 とりあえず私にわかったのは、海外では real doll というメーカーさん、 そして我が日本国では オリエント工業 というメーカーさんが飛ばない鶏は焼き鳥にするという勢いで「ラブ・ドール」の品質向上に日夜励んでいるようです。

 

もう会社名を上げましたから、 興味ある男性陣は 会社名でご自由にググってください。 ちなみに real doll 社の製品はアマゾンで販売されています。

 

Real Doll社148cm 等身大ラブドールno87

 

 

オリエント工業 やすらぎ

 

 

執筆者への愛のムチを

頂けましたら幸甚ですニコ

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