奈良に牡丹を見に行って来た。石光寺編 | レインの庭のおはなし

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時々美味しいもののおはなしや、好きなことのおはなしも。

おはようございます。

 

 

昨日は、奈良に行ってきました。

 

奈良・石光寺(せっこうじ)です。

 

 

牡丹がきれいですよと、情報を頂き、さっそく行ってきました。

love-rain3のブログのlove-rainさん、いつも、ステキな情報を

ありがとうございます!!

 

 

このお寺は、天智天皇の勅願により、670年に創建されました。

 

文楽や、歌舞伎・浄瑠璃などの古典文芸で、さんざん描かれている中将姫伝説のお寺です。

 

中将姫は、藤原鎌足の曾孫にあたる女性です。

まあ、本当に存在した人ではあるでしょうけど、

その伝説は、ほとんど神話のごとく。

 

か〜〜〜んたんに言いますと、

 

美貌と才能に恵まれ、産まれましたが、

継母にいじめ抜かれて、14歳で殺されそうになります。

しかし、助けられ、16歳で尼僧になります。その後、たいそう徳をつんで、

一夜にして、当麻曼荼羅を織り上げます。(この曼荼羅を織り上げる為の糸を染めたのが、石光寺)

そして、仏に導かれて、29歳で生きたまま、極楽浄土に旅立った・・

 

 

これは、メトロポリタン美術館にあるものですが、

本物は、石光寺のすぐ近くの當麻寺の秘宝で、

1000年以上の年月で、真っ黒に変色しているようです。

今、東京の美術館で公開中だとか。

 

 

大きさ4メートル四方。

一晩で織るのは、いくらなんでも無理。

〜〜手伝ってくれた尼僧がふたりいたらしいですけど、

それは、菩薩様だったというオチがついています。

 

そんな、中将姫ゆかりのお寺です。

 

 

 

お寺にはいったとたんに、まあ〜〜〜良い香り。

バラのようなすばらしい香りにつつまれます。

なんの香り??

 

え?牡丹ってこんなに良い香りなの?

 

 

 

実は、ガーデニングブログに籍を置いているくせに、

牡丹の花のことをほとんど知らない。

 

で。

 

どっちが、牡丹で、どっちが芍薬でしょうか?

 

 

 

 

 

私、牡丹と芍薬の区別、つきませんでした。

というか、ここ、石光寺に植えてあるのは、全部、牡丹だと思って鑑賞。

家に帰ってから、調べて、ようやく知りました。

 

葉っぱに切れ込みがあり、香りのない、花びらが一枚ずつ散るのが

牡丹。これは、木です。

 

葉っぱに切れ込みがなく、ちょっとテラッとつやがあり、

香りがバラのようで、花ごと落ちるのが、芍薬。これは草です。

 

 

 

葉っぱ、こんなかんじです。

 

牡丹の葉

 

 

芍薬の葉

 

 

今の季節は、牡丹はもう最終。

芍薬のほうが多かったようです。(わかってなかった)

 

あの香りは、芍薬だったのですね。(今頃わかった)

 

ということで、写真は、牡丹も芍薬もごちゃ混ぜに撮りました。(反省なし)

 

きれいだったので、見て下さいませ。(いなおった)

 

 

 

 

 

 

藤もきれいでした。

 

 

 

 

あ〜〜本当にきれいで、良い香りでした。

 

お寺に入るのに、たったの400円。

駐車場は、無料。

なんて欲のないお寺でしょう〜〜照れ

お賽銭、はずんでおきました〜〜

 

この後、近くの當麻寺に行きました。

例の曼荼羅があるお寺です。

 

それは、また、次回。

雨ですけど、良い一日を!!