UAE旅行の続き。今回は砂漠のリゾートへの行き帰りに立ち寄ったドバイについて書きます。
前回の記事はこちら↓
ドバイというと、きらびやかでお金のかかるイメージがありましたが、実際ドバイに立ち寄ってみたら、何もかも、と~っても安かったです^^ もう、お金が減らなくてビックリでした。
ホテル
まずホテル。ドバイはホテルが供給過剰なのだそうで、ランドマーク的な有名ホテルに泊まらない限り、むしろ割安感があります。
特に9月いっぱいまでの夏期は暑すぎてオフシーズンなので安かったです。
たとえばわたしたちが泊った一泊約1万円の部屋(二人分の朝食込)はこんな感じ:
Sunday Hotel Holiday international Dubaiのエクゼクティブ・スイート。
バスタブはジャグジーつき。
しかもこのホテル、願ってもない好立地なのです。二本の地下鉄が交わるブルジュマン駅のすぐそばで、空港第一ターミナル、ドバイ・ファウンテン、大型バスターミナル、アル・グバイラまで乗り換えなし。オールドドバイまで徒歩圏で、斜め前に大型スーパー、大型モールまでは徒歩5分^^
ちなみに同じホテルの普通のツインルームは朝食つきで6500円弱(税込)でした(驚)。
交通機関
ドバイは交通機関も安い!! しかも分かりやすくて便利!
地下鉄
地下鉄は初乗り3AED(120円)、端から端まで乗っても7AED(280円)。いつも混んでいましたが、席を譲ってもらえました。高齢化社会の日本では60代前半ではまだ高齢者のうちに入りませんが、ドバイは若い人が多く、還暦過ぎは立派なお年寄り。ありがたく座らせて頂きました。
バス
バスは、ドバイからアルアインまで約130キロ、2時間ちょっと走って25AED(約1000円)。ドバイからアブダビも同じくらいの距離で、値段も同じ。バスは新しくて快適。スマホ充電用のUSB差込口もついていました。
バスターミナルでは無料で傘が借りられます。このサービス、日本の駅でもあったらいいな。
これもバスターミナルで。紅茶一杯40円、レモンジュースが80円。
タクシー
タクシーはアブダビ首長国で3回乗りました。アブダビもドバイも公共タクシーの料金体系は同じらしいので目安として書きますと、1時間で100キロ走って8500円くらいでした。個人タクシーやUberは値段が違うそうですが、公共のタクシーはメーター制で明朗会計。支払いもカードでできました。
ちなみに砂漠のど真ん中にあるテラル・リゾートでタクシーを呼ぶと、50~60キロ離れたアルアインからはるばるやってくるのだそうです。だから乗る時間の1時間くらい前に呼ばないといけないのですが、支払う金額は自分が乗った分とわずかな迎車代のみ。ドライバーさんに申し訳ないくらいでした(なのでチップをはずみました)。
渡し船
下の写真は「アブラ」と呼ばれるクリークの渡し船。お値段はなんと1AED(約40円)でした。
観光客はほとんど乗っておらず、地元の人ばかり。簡素な作りなだけに、風情がありました。
船着き場。船が乗客でいっぱいになったら出航するスタイル。でも利用者が多く、5分でいっぱいになるので待ちませんでした。
つま先の数十センチ先はもうボートの縁。柵も何もなく、めっちゃ開放感~!
レストラン
どのガイドブックにも必ず載っている観光客向けのカフェ・レストランに入りましたが、どちらもツーリスト価格ではありませんでした。
アラビアン・ティー・ハウス
アル・ファヒディ地区にあるアラビアン・ティー・ハウス。
ハイビスカスティー(23AED)とオレンジ・イチゴ・スイカのミックスジュース(35AED)を注文。お茶がポットで約900円はお手頃。
しかもプレゼントということで、パリパリの大きなパンも頂きました。ハート型^^
エアコンが効いて快適な店内。
ローカル・ハウス・レストラン
ローカル・ハウス・レストランは、ラクダ肉を提供することで有名。
アラビアン・ティー・ハウスのお隣にあります。
ラクダ肉のケバブ。この皿とは別にピタパンも6つついてきて、二人でシェアして充分な量でした。固くもなく、臭みもなく、とても美味しかったです。ドバイでもラクダ肉はレア。それで49AED(2000円弱)はお値打ち。
壁画が素敵な店内。
お土産
お土産品も、買う場所を選べば高くない。
オールド・ドバイのお土産屋さんはたいてい値段を書いておらず、価格交渉が必要ですが、中には価格を提示している店も。
アラブ人が頭にかぶっているクーフィーヤが10AED(約400円)。
空港で買うと10AED以上するキッチンマグネットも、旧市街では5AED(約200円)から。
カルフールなどのスーパーで見る食材の価格も日本と同じくらいで、物価が高い印象は受けませんでした。
観光スポット
ドバイには無料で楽しめる観光スポットがいろいろあります。
ドバイ・ファウンテン
ドバイの無料の観光スポットといえば、まずはドバイ・ファウンテン:
世界最大の噴水ショー。午後6時~午後11時まで30分毎に噴水が湧きあがります。後ろにそびえるのは世界一高いビル、ブルジュ・ハリファ。
噴水に向けて一斉にスマホをかざす群衆。わたしもその一人。
3回のショーを見ましたが、最初が「スリラー」、次がアラブ音楽で、最後が「トゥーランドット」でした。
荘厳なトゥーランドット。撮った動画を帰国後も毎日見直しては感動を新たにしています。たかが噴水、されど噴水。本当にこれは見て良かった!
風流なボートの往来や、ブルジュハリファのプロジェクションマッピングなど、ショーを待つ間も楽しい^^
イブン・バトゥータ・ショッピングモール
ドバイには巨大なショッピング・モールがたくさんあって、エアコンが効いているので、暑い夏には有難い存在ですが、特にイブン・バトゥータ・ショッピングモールは楽しかったです。
広大なモールが6エリアに分けられ、それぞれインド、中国、ペルシャ、エジプト、チュニジア、アンダルシアと、イブン・バトゥータが旅した地域のイメージにそれぞれ仕立てられているのです。
モールの中を歩く人々も、昔と変わらぬアラブの民族衣装の人々が多いので、まるで巨大なハリウッド映画のセットの中にいるみたい!
エジプトエリア
チュニジアエリア
ペルシャエリア。中央にはスタバがあります。
このモール内にはスタバが三つあり、「イブン・バトゥータ・ショッピングモールの有名なスタバ」を目指していくと、どれだか分かりません。グーグルマップのレビューも、三つのスタバを混同している人が多く、全く参考になりません。
チュニジアエリアと中国エリアにもスタバがありますが、「世界一美しいスタバ」としてメディアによくとりあげられている有名なスタバは、モール中央にあるペルシャエリアのスタバです。実際はスタバ自体は普通で、モールが美しいだけなんですけどね^^;
オールド・ドバイ(旧市街)
アル・シーフ地区。旧市街といっても、1917年に開発されたばかりだそう。
ここにもスタバ。クリーク沿いの良い位置を占めています。
アル・ファヒディ歴史地区は狭い路地が入り組んで迷路のよう。
街角にお香。
無料で入れるギャラリーが沢山。涼しい部屋で絵画を見ながら一休み。
持って行ったレスポ
今回のエアは中国東方航空。荷物の規定は緩やかで、機内持ち込み手荷物は8キロまで、預け手荷物に至ってはなんと23キロ以内の荷物が一人二つまでという豪快さでしたが、上海での帰りの乗り継ぎ時間が2時間15分しかなかったので、預けませんでした。
というのも、上海での乗り継ぎはトリッキーで、便によっては荷物を一旦上海でピックアップし、チェックインしなおさなければならないのです。つまり、入国審査の長蛇の列に並び、中国に一度入国しなくてはならない。2時間ではとても無理です。
機内持ち込み手荷物は8キロまでOKなので、今回はキャリーをメインに、いつも通り、わたしはクラシックホーボー、夫はラージ ベーシック バックパックとクイーンバッグを持っていきました。
夫(右側):
【色番】D975 フォレストフレンズ(Forest Friends)
【型番】3352 クイーンバッグ(Quinn Bag)(貴重品入れ)
【色番】D916 ソングバーズブルー(Song Birds Blue)
【色番】7990 ラージ ベーシック バックパック(Large Basic Backpack)(街歩き用)
妻(左側)
【型番】7520 クラシックホーボー(Classic Hobo)(街歩き用)
ただいつもと違うのは、夫のレスポの柄です。いつもリュックはバーミースプリング、貴重品はトトロボタニカルに収納して持っていく夫が、今回はどういう風の吹き回しか、気づけばわたしのフォレストフレンズにちゃっかり貴重品を詰めていて、リュックも「いつもと同じ柄じゃつまらない」と言うので、ソングバーズブルーを貸しました^^。バッグの使い勝手はそのままに、柄だけ着替えられるレスポの便利さを、夫も実感したのでは。
次回はUAE唯一の世界遺産・アル・アイン・オアシスについて書きます↓