夫婦でアラブ首長国連邦の砂漠のリゾートへ行ってきました。
旅行のきっかけ
砂漠のど真ん中のテントに泊りたいと最初に思ったのは今からもう20年以上も前のこと。当時ドバイ近くにできた「アル・マハ」というリゾートに憧れました。でも一泊27万円(当時。今はもう少し安いかも?)。庶民にはちょっと手が出ませんでした。
時代は移り、9年ほど前、同じアラブ首長国連邦に「テラル・リゾート」が誕生したと知りました。時期と部屋によっては一泊2万円くらいから。しかもこっちのほうが好み。夢が急に現実味を帯びました。
そして今回、ドバイ行きの手頃な航空券(往復5万4000円)を見つけ、夫の予定の合間を縫って行くことにしました。航空券を見つけてから購入まで1時間、出発まで10日。ずっと憧れていたから、旅行に必要な基本情報はすでにリサーチ済みで、すぐに行動に移せました。
テラル・リゾートの場所
テラル・リゾート・アルアインは、世界遺産の町アル・アインから約50キロ、アブダビから約100キロのところにあります。
ドバイからアルアインまではバス(片道一人1000円くらい・約2時間)、アルアインで世界遺産を見て、そこからリゾートまでタクシー(5000円くらい・約1時間)を利用しました。
砂漠の緑化
リゾートまでの幹線道路沿いは見渡す限りの砂漠かと思いきや、意外と緑がありました。
バスの車窓から見た景色。大地は砂ですが、意外と緑が。雨が年に3日しか降らないのにどうして・・・?
その謎はリゾートで解けました。
地面を這う黒い水管で、木の一本一本に24時間水をやり続けているのでした。
こんな小さな藪の一つ一つにまで水を供給し、緑を保っているのです。
アラブ首長国連邦は経済的に豊かな国。最近は海水の淡水化技術が発達し、水のコストも安い。だからこんなことが可能なのでしょうが、ここまでしないと藪さえ保てないんですね。放っておいても雨が降る日本のありがたさよ。
テラル・リゾート・アルアイン
テラル・リゾート・アルアインの敷地面積は約80平方キロメートル。敷地が正方形だとすると、一辺が9キロという計算になります。広大・・・!
レセプション脇の展望台からの朝の眺め。「テラル(アラビア語で「丘(複数形)」の意)」の名前の通り、見渡す限り砂丘です。
わたしたちのヴィラは湖を中心とするオアシスの中。ひときわ高い木の近くにあります。
でもこのヤシの木、さすがに高すぎやしませんか?
・・・と思ったら、本物の木ではなく、携帯電話の電波塔でした^^
ガゼルヴィラ
わたしたちが泊ったのは「ガゼル・ヴィラ」と呼ばれるテントです。
部屋の中。天井がいかにもテントって感じ。
バスルーム。バスタブが素敵^^
反対側から見たところ。すりガラスで囲まれたシャワーブースが部屋の真ん中にどどーん。裸足で砂漠で遊んで帰ってきて頻繁に足を洗うので、この動線は正解。
パティオを出ると、目の前には砂丘が広がります。
砂にはガゼルの足跡。
ガゼル
テラルリゾートにはガゼルがたくさん住んでいます。
ガゼルってシカの仲間かと思ったら牛の仲間らしい。
オアシス
14棟あるガゼル・ヴィラはこの湖を取り囲むように立っています。
水辺でくつろぐガゼルたち。
足の長い鳥も。
草木に水をやるだけでは、一時的に緑は保てても、恒久的な緑化になるとは思えませんが、木陰と水のあるところには動物が集い、フンをする。そのフンが砂を肥やし、土に変えて草木を根付かせる。緑化の好循環が生まれるといいですね。
パティオにて。冬の砂漠は冷え込むそうです。
アクティビティ
サンドボーディング
せっかく砂丘に囲まれているんだもの、砂丘滑りをやってみなければ・・・!!
・・・と思い、朝に夕にレジャーシートに乗って試してみたものの、砂は摩擦が大きすぎ、寝そべってみても、座ってみても、頭を上にしても下にしても、どうやっても滑らない😿 諦めてホテルのアクティビティに参加しました。
ワックスを塗ったスノボに座って滑ります。かなりの急勾配。途中から急に加速し、スリル満点! 何度も砂丘を登り(これが大変)、5~6回滑りました。参加費59AED(2400円くらい)。
キャメルライディング
サンドボーディングがすごく楽しかったので、ラクダにも乗ってみました。一人79AED(3200円くらい)。
木陰で休むラクダさんたち。
どうです、この雄姿(?) ベドウィンみたいでしょ^^
らくだの背って高いんですね。わたしのラクダは小さかったけれど、それでも地面が遠かった。
プール
四方八方からの水の攻撃に耐えてみる。
食事
テラルリゾートの朝食は日によって、ブッフェスタイルだったり、オーダーブッフェスタイルだったり。
オーダーブッフェは、メニューから何品でも好きなだけ注文できます。
オーダーブッフェは盛り付けがきれいで高級感がありますが、味見ができないので守りに入りがち。
一方ブッフェスタイルは、量を調整できるので、見知らぬ料理を気軽に試せる。
インナープール脇の屋外席にて
朝食でお腹がいっぱいになってしまい、昼食や夕食は食べられませんでした。スタッフが差し入れてくれるお菓子や、レセプションに置いてあるデーツを摘まむ程度がちょうどよかったです。
お菓子の差し入れ。
敷地内で採れたデーツとアラビックコーヒー。大喜びで食べていたら、チェックアウトのとき、袋に詰めて持たせてくれました。
砂漠リゾートの日課
朝5時半に起きて朝日を見に行き、そのままはだしで砂丘を走り回り、朝食を食べたら昼までプールに浸かり、日差しの強い午後はヴィラで昼寝、夕方に夕日を見に行き、また砂漠でしばらく遊ぶ。夢みたいな砂漠体験でした。
今回のコーデ
今回は思う存分、砂漠の砂で遊びたかったので、すぐに乾くパラシュートパンツ2枚とイージーカーゴパンツを1枚持っていきました。
ブラトップ:Uniqlo
パンツ:Uniqlo(パラシュートパンツ)
サンダル:Pansy
バッグ:Lesportsac
【型番】7520 クラシックホーボー(Classic Hobo)
ロング上着:archives(アルシーヴ)
ブラトップは三色イロチ。長袖は冷房と日焼け対策。
洗面台が二か所あったので、こちらのアラビアンなシンクを洗濯専用に。
砂漠で洗濯物干し。環境が変わると、家事は楽しい^^。
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