こんにちは。

 

 
トイレの使う度キープキレイ、朝ヨガ、ウォーキング、筋トレ、今日もOK。
 
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先日のアイデンティティの話の続きです。
 
中国で、日本人幼稚園のち中国バイリンガル幼稚園
アメリカジョージア州現地公立校で、小学校プラス7年生まで
プラハのアメリカ系インターで、8、9年生
バルセロナのアメリカ系インターで、10〜12年生
日本の大学(英語で授業)で、4年間
 
と過ごしてきた娘が、現在自分のアイデンティティをどう捉えているか。
(アイデンティティ…と言っても、今回私が書くのはそんなに深い話ではないです💦)
 
日本生まれで海外育ちの日本人。
英語が第一言語だけどネイティブの英語力には届かない。
日本語は、コミュニケーションは問題なくできるけれど、同年代の日本育ちの人たちのような話し方はできないし、特に書くのは苦手。
 
以上長いですけど。これが私、だそう。
この「私」について、私って何者?というような悩みも迷いも今は特にない。言語については、英語も完璧じゃないし日本語も半端なんだよねぇ、セミリンガル〜と笑いながら、それもまた自分と。何人(なにじん)?と聞かれたら日本人。
 
バルセロナの高校生活の後半に、仲良しやユニークな先生方と授業や授業外で本当によく議論やおしゃべりをし、朗らかに見える人でも大きな悩みを抱えていることがあることを知った。学校という組織の人間が行うことの理不尽さを目の当たりにすることもあった。同じ学年には、娘にはどうしても受け入れられない理解できないような子もいた。たった一つのインターという狭い世界でも、これだけ様々な人がいるのだと、まずそういう事を知ったのではないかと思います。自分はとても恵まれているということも感じたようです。
 
そして娘にとっては、その後の日本の大学での4年間が非常に大きかった。
大学で仲良くなった子達は、娘と似たような環境で育ってきた子ばかり。国籍は日本またはアジアの国がほとんど。だいたいみんな高校までは、母国または国外で主に英語で教育を受けてきている。
生まれてはじめてこういう友達と出会い共に過ごして(話す言語は英語)、なんて楽なんだろう、なんて居心地がいいんだろうと、大学に入って娘は本当に驚いたそうです。それまでのインターでも英語を母国語としない友達が大半だったし、特にバルセロナの頃の仲良し達とは、なんでも話せる仲。だけどこの気楽さは初めて。アジア人だからってこと?それとも「大学は日本で過ごしてみよう」という共通の思考回路(?)があるから?と不思議がっていました。その心地の良さにまず驚き、同時に、そういう子達といると心地よいと感じる自分にもびっくりしたと、大学に入ってしばらくしてから娘が言っていたのをよく覚えています。
 
今現在の当地の娘の職場では、仕事仲間はアメリカ人がほとんど。これからいく大学院でも、きっとその先の日本を含むどこの国に行っても、自分はいつも周りの人とはなんか違うっていう感じかもしれないけど、まぁそうだよねというだけ。何かしら違う人なんて、いくらでもいるしねぇと。生まれてからずっと同じ地に住んでいても、その地の風習や考え方に違和感を抱えている人もいるだろうし。
なんと言っても自分には、離れていても大学時代の友達が居るという絶対的な安心感がある。世界には国籍を問わず自分と同じような育ち方や経験をしている人が、案外多いような気もする。違うからと言って孤独を感じるようなことはないんじゃないかと思う。
 
以上ダラダラ書きましたけど、これが今現在娘が感じていることだそうです。
まだ本格的に社会に出ているわけではないので、この先どんな事が待っているかはわかりませんけど。
 
アイデンティティとは?とか、うちの子はアイデンティティに悩んでいるのでは?などという心配があって、今回こういう話を娘としたわけではありません。前回書いた通り、たまたま知り合った日本人の方に質問されたので今回娘に聞いてみたという訳です。
とても面白かったです。
長男ともこの話をしようと思っていたのに!引越しのバタバタで結局その話題を出すのを忘れてしまったー。残念!長男と次男がどんな風に思っているのかも、今度ぜひ聞いてみたいです。
 

 

娘は今年の3月から8月半ばまでの契約で、高齢者住宅のレストランで働いています。

働き始めてからほどなくして、その施設内に新しくバーレストランができたそうで、娘は毎日夕方からはバーテンダーもやっているのですって。高校生のバイトの子達は未成年だからできないということで、娘に白羽の矢だったそう。注文に応じてシャカシャカ作ることもあるらしい。ちょっと想像つかないのだけど。「今は私がバーの顔なんだよ。あはは!」って。

仕事仲間達とのあれこれ、入居している高齢者の方々との日々の会話など、毎晩帰宅してからの娘の話を聞いていると実に面白いです。

 

「お母さんにお土産」と、昨日は紙コップに娘特製のマルガリータを持って帰ってきてくれました♪

 
お塩とライムは持ってこられなかったから見た目はイマイチだけど、美味しいでしょ?って。
ほんと、美味しかった〜。
 
以上、長々と失礼しました。

 

Hasta mañana♪