わたしたちが
こどもたちに残してあげられるものは
一体何でしょうか。
レッスンでは
三歳から五歳の幼児さんたちも
とっても上手に
何より楽しそうに作ってくれましたよ♪
小一の長女は
レッスンの試作で食べたお稲荷さんがとても気に入って
今日のお別れ遠足のお弁当にもリクエストしてくれました
私も作れるようになりました✨
お稲荷さんと言えば
私にとっては祖母との思い出です。
五年前に亡くなった祖母は
お料理がとても上手で
コンテストで受賞するほどでした。
中でもお稲荷さんは私たち家族にとても人気があって
運動会やお正月には朝早くから
お重いっぱいに作ってくれていたことや
私たち三人の孫がそれぞれの旦那さんを連れて遊びに来たときにも振る舞ってくれて
「おいしい!おいしい!」
とたくさん食べる旦那さんたちの姿に
内心私は
祖母の腕前が誇らしかったこと
たくさんの思い出があります。
「ママのお稲荷さんおいしい!また作って!」
と言ってくれる長女に
私もいつか
祖母のお稲荷さんが作れるようになりたいなと思うけれど
レシピは習っていないし
祖母は教えてくれようとしたと思うのですが、なにせ食べる専門だったので全く覚えようとしなかったんです。。。
「おばあちゃんのお稲荷さん
おいしかったなぁ」
「あの時楽しかったなぁ」
とは覚えていても
実際にどんな味だったのかは
もうはっきりとは思い出せないんですよね。
あんなにおいしかったのにな。
人は年を取っていき
いつか命が尽きるときがきます。
こどもたちも成長し
いつか私たちの手を離れ
そして
私たちが先に逝くときがきます。
物はいつか壊れるし
お金だっていつかはなくなります。
どんなにおいしいご飯も
味までは永遠に残しておくことはできないのかもしれません。
私たちが愛してくれた人たちに
残してもらっているもの
そしてこどもたちに残せるものは
一緒に楽しく食べた記憶や
幸せな食卓での思い出
食べ物を通して愛を伝えてもらったこと
だけかもしれませんね。
一見不確かな記憶ですが
こどもが大人になり
辛いとき、悲しいとき、苦しいとき
支えてくれるのは
そんな愛された記憶なんですよね。
だから私は
これからも
楽しい食卓づくりに
こだわっていきたい。
活動を通じて
ほんの少しでも
お母さんたちの
楽しい食卓づくりのお役に立てたらと思っています。
あなたと、あなたのお子さまとの食卓が

