本日は旧暦6月3日ですが、嘉永六年六月三日(1853年)は、浦賀沖に黒船が来た日です。日本の近現代史を知る上で欠かせない黒船来航は幕末の始まりともいわれ、日本の歴史を知る上で欠かせない事件です。

※単純に旧暦にあてはめています。本日は海の日と黒船来航の日が新暦と旧暦で重なった日となります。


「泰平の眠りを覚ます上喜撰たった四杯で夜も眠れず」という狂歌がとても有名ですが、何か衝撃的な事が起こると、それを例えて流行語が生まれる現代と変わらない当時ということでしょうか。なお上喜撰とは緑茶の高級銘柄のことだそうです。

 

現在、歴史勉強動画が沢山ありますが、もちろん黒船来航は、欠かせません。


初めて、歴史動画で黒船についての語りを見たのは、倉山満さんのものでしたが、それまで思い込んでいたイメージと随分違うことに驚きながらも、そういえばそうなんだよなあと凄く納得しました。幕末の見方が変わるかと思い、下に貼りました。


当時の状況を知って、歴史を見なおすとそれが全て現在へも続いていることに当たり前のことながら気づかされます。近現代史は現在を知る上でも欠かせないのです。そして近現代史はその前の歴史と繋がっている。歴史の流れを知ることは本当に重要なことです。

 

アメリカに対して、つい現在の状況で当時のことも考えてしまうこと、多いと思いますが、歴史は当時の状況を見て考える!を改めて思い出させてくれた倉山満さんの近現代史シリーズのペリー編です。興味を持たれたらこの前後、あるいは全部をぜひ見て欲しいと思います。

 

ペリーは良い人、そして日本がペリーを選んだ!当時のアメリカは建国77年の新興国だった時代。大国イギリスやロシアよりも交渉しやすく、むしろちょうど良いタイミングで来たアメリカを日本が選んだという、目からうろこの話。これを初めて聞いた時なるほど!と霧が晴れたように感じました。

 

 

 

 

 

 

倉山満さんはたくさんの本を出されていますが、どれも読みやすい文体です。

 

 

横須賀市自然人文博物館の動画は当時描かれた絵がふんだんに使用されています。

 

 

倉山さんやねずさん同様、当時の日本と世界の状況を語る竹田さん。日本の見方が変わること受けあいです。なお、ペリー来航と同時に有料枠になってしまいます。ただし『天皇の国史』や『不合格教科書』にもちろん記載されています。

 

 

 

ところで、上記動画にも出てきますが、ペリー来航は突然来たようにみえますが、オランダを通じて海外情報は入ってきており、1年前に幕府の上層部は知ってiいて、薩摩藩の島津斉彬にも伝えられていました。斉彬はアメリカ海軍東インド艦隊の琉球渡航以降の動静を幕府に報告していたといいます。海外情報が一般にまで入ってきたことがよくわかるのが、その35年前ナポレオンが生存中にその伝記本が日本で人気で何冊も刊行されていたことです。ということは、もしかしたら一般でもそうした情報を入手した人がいたかもしれません。

 

 

 情報入手がいつの時代も大切な事は変わりません。

 

なお、伊豆下田で毎年行われている黒船祭は新暦で行われています。ご興味のある方は来年の5月前にご確認下さい。

 

幕末から明治の今まであまり語られることのなかった偉人、五代友厚を描いた「天外者」

 

 

 

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