昭和16年(1941年)12月8日、現地時間12月7日日本海軍は真珠湾の攻撃を行いました。本日は真珠湾攻撃81年目の日です。

 

毎年12月8日頃になると真珠湾攻撃についての話題があり、8月15日頃になると玉音放送(終戦の勅書)の一部が話題になります。しかし、歴史の学び直しをしてわかったことは、その話題がアメリカ目線のリメンバーパールハーバー(真珠湾攻撃を忘れるな)であることでした。アメリカは開拓時代からそういう風に人を焚きつけてきました。リメンバーアラモ、リメンバー911です。そして、リメンバーパールハーバーで日本人に罪悪感をもたらしてきました。ところが真珠湾を含め全てそうなるよう誘導してきたともいわれている国でもあります。つまり、やられたからやり返したという風にするため、味方を見殺しにしてきた国であるという事です。しかし、アメリカとはそうした歴史を自らも見直す国でもあります。一方日本はどうか?昨今、日本でも当時の歴史を見直す本がたくさん出版されています。私たちは、日本人目線でのリメンバーパールハーバー、真珠湾を忘れるな!の時代に入っています。


稽古照今、歴史を振り返ることは重要ですから日本人であればアメリカ風に言えば「宣戦の勅書を忘れるな」ということにつきると思います。軍事基地を攻撃した真珠湾攻撃を語り伝えるのではなく、我慢に我慢を重ねて開戦を決意した開戦の詔勅こそ伝えるべきものです。戦争に負けたため日本人は戦後77年間知らない間に弱体化の苦渋を舐めさせられて来ました。誇りある日本人を取り戻すためにも、歪んだ太平洋戦争史観から本来の大東亜戦争史観へ戻すためにも、この12月8日に宣戦の勅書を伝えていくことは現代の日本人から未来の日本人への務めだと思います。8月15日に終戦の勅書である玉音放送を流し続けるのと同様、宣戦の勅書も伝えて行くべきです。戦後も終戦を知らず約30年戦い続けた小野田寛郎さんは、終わりがあるなら始まりもある、大東亜戦争の勅書に明確に戦争の目的が書いてある!と語っていました。(以前その動画を貼っていたのですが、残念ながら動画は削除されてます。)


終戦の勅書があるなら宣戦の勅書もあるわけです。そして、その勅書を伝える時に重要なことは、戦後日本のメディアがやってきたような終戦の勅書(玉音放送)の切り取り伝聞のようなことをしてはいけないということです。切り取りをすれば、その切り取った場所でいかようにも印象操作が出来ます。


幸いにも現代は沢山の動画に原文版と現代語版両方がありますので、是非ご確認下さい。この勅書を知り現在の世界情勢、特に中国の動きを考えると、今も昔も西洋社会・支那ともにしたたかで変わっていないのがわかります。だからこそ稽古照今、何度でも伝え続けていくことが重要です。また、書籍においてもきちんとこれを記載しているものが増えています。『時代を動かした天皇の言葉』には全文当時の言葉のまま、『天皇の国史』には現代文での長い部分要約が記載されています。また、毎年この時期になるとツィッターで真珠湾関連のものが増えますが、資料的に貴重なものが最近は増えていますのでそちらもご確認いただければと思います。

 

開戦を告げるラジオ放送

 

詔勅の放送があることを告げるラジオ放送

 

 

 

 

『中学歴史不合格教科書』(上記は令和2年版)では、真珠湾攻撃について約5頁、またその前後を含めればより当時の状況がわかりやすく書かれています。

こうしたことを知れば、大東亜戦争開戦の大義が自存自衛と東亜開放であったことがよくわかります。事実戦後多くの亜細亜諸国が欧米植民地の支配から脱することが出来ました。私達日本人はそのような聖戦を戦われた英霊の方々、先人の方々に感謝し誇りに思うべきなのです。大東亜戦争開戦前、きちんと独立して存在していた白人以外の国は日本とタイだけしかありませんでした。歴史を考える時、現在の基準でみたら当時を知ることはできません。その当時の状況、常識でみるべきです。

 

宣戦(開戦)の勅書の言葉は、「宣戦(開戦)」からイメージされるものとは程遠い、いかに戦争を避けようとしてきたかがつづられている勅書ですし、またこれを知ると戦後もアジア各地に残って独立のための戦いを手伝われた方々が沢山いたことも納得できるのです。

 

だからこそ戦後、終戦の勅書(玉音放送)は何度も(切り取りですが)繰り返し放送されたのに、宣戦の詔勅は放送されてきませんでした。戦争に至った本当の理由がわかってしまうからです。


ベストセラー本、『ハーバード日本史教室』によれば、アメリカのハーバード大学では終戦の詔勅を一部使った授業が行われています。どうせやるなら全部を使ってほしいものですが、それでも日本の現状に比べたらましでしょう。本来なら日本こそ、終戦の詔勅はもちろん開戦の詔勅も全国民が学び知っておくべきことでしょう。

※この本はちょっと期待外れでしたが、ハーバードでどのようなことが学ばれているかを知ることはとても重要だと思います。

 

ハーバードでこのような授業が行われているということは、一部ではあっても両方の視点を見る教えてあるともいえますが、日本では戦後教育の歪みでこうした視点が欠けてしまったのかもしれません。それが、今起きている戦争への視点を偏らせているように見えるからです。

 

先に始めたほうが悪い論理、今起きている戦争もそうではありませんか?そしてそれが某国によって仕向けられたとみる向きもあります。欧州では、仕掛けられた国の方が酷いことを行ってきていて堪忍袋の緒が切れたんだとする報道もあるとか。日本の報道は偏り過ぎていて大丈夫かと危惧されていたのですが、それって、この真珠湾と似ていませんか?始めてしまったものはなかなか止められません。そう考えると、この戦争はまだまだ長く続きそうですが、その間も日本はずっと偏った報道だけで終わるのでしょうか。こうして歴史を辿るとその報道の偏りの危険性も見えてくるのではないでしょうか。私はこの戦争に関して単純にどちらかが正しい的な見方は危険だし、第三者であるはずの我が国がどちらかに加担するように見える政策は危険だと考えています。複雑な地政学的要因があるからです。

 

歴史的音源 開戦の勅書 昭和16年12月8日正午と午後7時にラジオで流されたもの

 

開戦の勅書 マッカーサーの翻訳官の話の後に口語版がでます。後半闘いの映像がありますが、これは映画ではありませんから、墜落機には英霊の方々が搭乗されてらっしゃいます。涙なくして見れない映像です。続きの映像も是非ご覧ください。

 

以前、ユーチューバーのランダムヨーコさんの動画を貼っていたのですが、削除されてしまったその動画では、アメリカがどのように日本を戦争に引きずり込んだかを分かりやすく説明しており、ヨーコさんが現在優しいとか礼儀正しいと世界から絶賛される日本人達のその祖父の世代がそんなに残虐なんですか?とイメージの矛盾を指摘しています。民族の本質は簡単に変わりません。私達日本人は古来から、正義を重んじる民族でしたし、いわれのない民間人を戦争に巻き込むことを嫌ってきた国です。日本では戦国時代といわれた時代でも基本戦は人のいないところで行うものであの関ヶ原の戦も何もない所だから選ばれたものだし、農民は高みの見物をしていたといいます。日本中を北から南まで毎日空襲し、原爆を2回も落として大虐殺を行っている米国とは違うのです。

 

 

 

久野さんは、毎年真珠湾の式典に参列されていますが、日本よりもアメリカの方が真珠湾で亡くなられた日本兵への慰霊顕彰がされているということです。その動画は以下のブログにありますので是非ご確認ください。

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アメリカのテレビ番組で放映された、真珠湾の前のアメリカ政府の秘密計画。アメリカ人が既にここまで調べテレビでも流されていました。50年を機にと言っていますし、バーバラ・ウォルターズというアメリカの女性キャスターの先駆者が出ていることからも約30年前の放送です。

 

明治以降のインテリジェンス史にお詳しい江崎道郎氏の記事↓

 

 

江崎さんの2018年の記事には大きいポイントが3つ挙げられています。詳細は読んでいただきたいのですが、これからおおいに歴史の見直しが進んでいく可能性が語られています。

①歴史の評価は政治的な関係により変わっていく

②真珠湾攻撃は日本軍による卑劣なだまし討ちという単純なものではなく戦争が起こるのが不可避になってしまった日米両国間の激しいやり取りがあったという歴史研究の成果がある

③アメリカは軍人の国であり、退役軍人の政治的影響力jが絶大なため、真珠湾攻撃を受けた当時の軍人たちが生存の間は、表立っての歴史の見直しはできない

 

江崎さんには明治以降の日本の歴史についての著書がたくさんあります。特にインテリジェンスにお詳しいので、日米を含めどのように戦争に向かっていったかも書かれていますので当時の世界情勢から現在の状況までを知るためにも一連の著書をお薦めします。江崎さんの著書を読むと、日本の失敗点も指摘されており、これからの日本がどうすればいいのかも考えさせられるようになっています。歴史とは真実を知り、それをこれから生きていく指針にするためのものです。だからこそ、そのためには真実を知る必要があります。

 

上記の内容が書かれた本が「日本は誰と戦ったのか」

 

この時期、毎年真珠湾攻撃関連のツィートがたくさんあがります。

#真珠湾で検索してみてください。↓ほんの一部です。

 

 

 

 

最後に、上記ツィートにもありますが、12月8日といえば若いころの私にとってはジョン・レノンの亡くなった日でした。

 

子供の頃、戦争だのなんだの全く人事で興味のなかった私が衝撃を受けた事件、ジョン・レノンが射殺された日です。熱狂的なファンの犯行とされていますが、ジョン・レノンはその影響力の大きさを怖れられて、5年ほどの音楽活動休止の後また活動を再開したがために、洗脳された犯人に暗殺された説があります。そしてなぜその日が12月8日だったのかといえば、平和を愛する心と妻が日本人であったためこの日が選ばれたといいます。最初その事を知った時は、そんなこともあるのか、と思っていた私でしたが、歴史の学び直しを始めてから、改めてそのことを思い出した時、さもありなんと驚愕しました。なにしろ当時の皇太子(現在の上皇陛下)の誕生日にわざわざ勝者の論理で裁いたいわゆる戦犯を死刑にした国です。そうしたことがありえないわけではないとも思うのですが真実はわかりません。

 

 

靖国神社が大好きで何度もお参りしたというジョン・レノンが、夫人の小野洋子さんの詩グレープフルーツに影響を受けて創った歌、イマジン。911の後アメリカでは放送禁止曲となりましたが、それはアメリカという国を物語る出来事でした。歌詞を読めば読むほど、その日本的奥深さに驚かされます。ジョンが殺されなければどれほど世界は知的豊かさを享受できたかしれません。

小野洋子さんの従兄弟でジョン・レノンとも親交のあった加瀬さん(先日鬼籍に入られました)が著者です。

 

 

2020年9月に書いたこと。その後、この時の危惧通り日本国内で不審な死が続き、安倍さんの暗殺もうやむやな状態に進んでいる。サムネの三浦春馬さんの写真の右目のおかしさを見てほしい。

 

 

 

 

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