流鏑馬を見に行くと使われている馬具は和の馬具ですが、その技術はもう途絶えており、馬具が故障したりした時は古道具屋で見つけた馬具などで補修しているという話を聞いたことがあります。その時、古道具屋にそうした物がなくなったらどうなるんだろう?と心配になりました。

 

一度途絶えた技術はなかなか復活できません。だからこそ、技術の継承は最重要課題です。もし途絶えそうなものがあったら、何らかの方法で残すべきなのです。

 

先日、こんなツィートがありました。このスレッドを辿って読んでみたのですが、大変な状況です。現在、何やかやいいながら新たな着物の着方が若い人を中心に広まっており、着物屋さんの前を通ると面白い着物や小物がたくさん置かれるようになっていますが、あれはみな日本製ではないのかもしれないと思うと残念です。浴衣などは需要が減ったことがない、と考えていたのですが、近年たくさん売られるようになった浴衣も確かに某ブランドなどは日本製でありませんでした。他のところもそうなのかもしれない、と思い当たりました。だから安かったのか、と思ったのですが、それではそれでなくとも先細りの業界を攻撃するだけではないですか。

 

 

 

 

 

こうしたことも海外に追いやってしまった一因だろう。これは経済発展させない政治が悪い。

 

このコロナ禍で、イタリアのブランドを支えてきた職人という幻想が崩れる現実がありました。今イタリアでは職人ではなく、他国に外注しているということ知って驚かされました。たぶん需要が増えてそうしたことを始めたのかもしれませんが、そうすることでかえって職人減少のスパイラルに入ってしまったようです。

 

こうしたことを少しでもなくす、伝統を維持していくためには、私たちの意識を変えていく必要があるかと思います。そのためには、知ること、多くの人にシラスことがその第一歩だと思います。

 

そうした中、久しぶりにCGSの動画をチェックしたら職人について語られている方がいました。

 

現在刀剣ブームになっていますが、玉鋼が一度途絶えてしまったとは驚きですし、それを再興された方がいたことも凄いと思います。たぶん途絶えてからの時間が短かったのでできたことではないか、と思われます。最新動画↓週ごとに続きがアップされていきます。

「民俗情報工学」、講師は唯一の民俗工学研究家・井戸理恵子さんです。 今回も前回に引き続き『職人』についてです。 2021年に出版された「職人―伝えたい日本の“魂”」という本では たくさんの日本の職人が紹介されています。 井戸さんとお知り合いの職人も載っているということで、 この本の中から日本の素晴らしい職人を紹介していただきます。

 

動画で紹介されている本、読みたいと思って検索したら古本で40,000円になっていました。それだけ貴重な本なのでしょう。よけい読みたくなりましたが、これは図書館で探した方がいいかも・・・。

 

民族情報工学の井戸理恵子さんの1回目動画。

 

他にも伝統技術についての動画がいくつかありました↓

 

その他の井戸理恵子さんの過去動画既にこんなにありました↓民族情報学、広範囲なジャンルで私好みの面白そうなものばかりです。

 

 

三浦春馬さんは、日本のことを考え、伝統技術が引き継がれていくこと、伝統の断絶を心配されていたことが『日本製』を読むとよくわかります。現在の時代の変換機で、考え方が変わってきている方が増えているのではないかと最近が考えているのですが、その転換期にこうした本があったのも大きいのではないかと思います。

 

まだまだ知らないことばかりですが、日々少しでも多くのことを学んでいきたい、と考えています。

 

 

 

 

 

 

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