先月、宗教を超えて正午の祈りを行おうというツィートが話題になりました。ちょうどニコニコ動画で向源イベントが行われた直後で、そのイベントの間に話し合われたのではないかと私は考えていました。

 

この向源イベントの時、私は歌と般若心経を融合させたキッサコさんを知って般若心経凄いなあと思いました。なにかただの念仏と思っていたものが、音楽と融合されることにより、なにか違ったものにみえてきていました。興味なかった人にも伝わるものに昇華していると思います。

昨日も新しい動画をアップされてました。美しい満開の桜を背景としている動画です。

今年は花見に行けない年となりましたから嬉しい映像です。

 

私は神道については多少勉強していますが、仏教については日本の歴史に出てくるもの等の他は、神仏習合等の歴史で神道と絡む部分ぐらいしかよくわかっていませんので、あまり積極的にはとりあげていませんが、最近続けざまに般若心経が注目され、語られており、1300年以上守られてきた祝詞と同様、永い間続けられてきた般若心経も力があるのだろうと考えています。

 

なんといっても御歴代の天皇が、天災があるたびに御宸筆の般若心経を日本各地の社寺に奉納されてきた歴史もあります。特に有名なのは、後奈良天皇ですが、以下は復刻版初等科国史に使用されていた御写経される後奈良天皇の挿絵です。後奈良天皇は御歴代天皇の中で一番窮乏されたといわれる朝廷の中にありながら全国の多くの社寺に御宸筆の経文を納めたことが知られています。挿絵では、神様、仏様に納めるものですから、息がかからないよう覆面(マスク)をし、天皇の衣である御引直衣を召されての御写経です。

 

この御写経については、倉山満さんの最新動画で倉山満さん一押しの天皇、嵯峨天皇が飢饉・疫病の際に公開で御写経し大覚寺に奉納した話を語っています。それにより人心を鎮める効果があったと語られており、なるほど、と思いました。こうした非常時に人心を鎮めることはこうした異変が起きた時に起きやすい世の乱れを起こさないためにも必要なことであるからで、これは現代においても同じであることは変わりません。

 

先日来、続いている竹田学校の収録では、般若心経を取り上げています。

メイキング生中継13弾「音楽遍」最初は讃美歌ですが途中から般若心経となっています。

49分頃から般若心経となります。竹田さんなので、詳細に般若心経を解説されています。もちろん唱えます。動画にはPDFで般若心経をダウンロードできるようにリンクがついています。

(般若心経を取り上げたということは、大祓詞もここで今度取り上げるのではないかと期待しています。)

 

口伝でずっと伝えられてきた大祓詞と違い御写経には長い歴史があります。大祓詞が文字に表された歴史は浅いため、書写の歴史も浅く知られていないのでしょうが、般若心経は一般的で百円ショップでも御写経セットが売られています。

 

御写経は文字数が多く、画数の多い漢字が多いこと、また写経そのものも長いですから、唱えるにも書写するにも注意が必要で、無心に近い心境になりやすいものと思われます。

 

心を鎮めたいと思ったら大祓詞が一番だと考えていましたが、御歴代の天皇がなされてきた般若心経もいいのかもしれないとあらためて考えたのでした。

 

 

このまま終息に向けて頑張りましょう\(^o^)/

 

 

 

 

 

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