先日、ヤマザキナビスコで発売中の「オレオ」「リッツ」「プレミアム」がライセンス契約終了によりモンデリーズジャパンが直接発売するというニュースがあった。それによりヤマザキナビスコも社名がヤマザキビスケットに変わるという事。このニュースの何が問題化というと、長年日本人の味覚に合うように努力してきた山崎を切り、海外工場で製造したものを日本に輸入販売するということです。その工場はオレオは中国、リッツはインドネシア、プレミアムはイタリア。



米モンデリーズ、ナビスコ商品を9月発売 オレオやリッツ 
2016/5/11 19:23 日本経済新聞
菓子の世界大手、米モンデリーズ・インターナショナルの日本法人は11日、「ナビスコ」ブランドのビスケット菓子を9月から日本で販売すると発表した。対象は「オレオ」「リッツ」「プレミアム」の3ブランドの8品目。すべて海外から輸入する。ナビスコのブランドを持つモンデリーズは2月、山崎製パン子会社のヤマザキ・ナビスコと結んでいたライセンス契約を8月末で打ち切ると発表していた。

モンデリーズが日本でビスケット菓子を販売するのは初めて。オレオは中国、リッツはインドネシア、プレミアムはイタリアから輸入する。オープン価格。7月をめどに店頭の想定価格を明らかにする予定という。

11日に記者会見したモンデリーズ・アジアパシフィックのマウリッチオ・ブルサデリ社長は「世界一のビスケットメーカーの知見を生かしたい」と述べた。ナビスコブランドのほかにも健康志向の消費者向けビスケットも投入を視野に入れる。

モンデリーズ日本法人のモンデリーズ・ジャパン(東京・品川)はガムやキャンディーの「クロレッツ」などを主力商品としてきた。ビスケット菓子の販売に向け、今後は営業部門の増員なども検討していく。

 


「ヤマザキナビスコ」、ライセンス契約終了で社名変更へ 「オレオ」「リッツ」など製造終了
2016年02月12日 15時29分  ITmediaニュース

山崎製パンは2月12日、子会社のヤマザキ・ナビスコが「ナビスコ」ブランドのライセンス契約を終了し、社名を「ヤマザキビスケット」に9月1日付で変更すると発表した。「オレオ」「リッツ」などの同社での製造は終了するが、「チップスター」など自社ブランド製品は今後も製造販売を続ける。

 

オレオとリッツ、クラッカー「プレミアム」は9月からモンデリーズ・ジャパンが国内販売を引き継ぐ。モンデリーズ・ジャパンはナビスコブランドを持つMondelez Internationalの日本法人で、「クロレッツ」や「リカルデント」などを販売する。ヤマザキ・ナビスコに対し、「ナビスコ製品の製造・販売を行ってきており、ブランド認知への多大な貢献をしてきてくださったことに大変感謝しております」とコメントしている。

ヤマザキ・ナビスコは1970年に山崎製パンと米Nabisco、日綿実業(現・双日)の合弁会社として設立し、ナビスコブランドの製品を生産。88年にNabiscoから株式を買い取り、子会社化。現在はNabiscoを傘下に持つMondelez Internationalからライセンスを受け、赤い三角のNabiscoマークが付いたオレオとリッツ、「プレミアム」「チップスアホイ」の4ブランドを製造販売してきた。

同社によると、ライセンス契約は8月末の契約満了をもって終了。社名を変更した上で菓子事業を継続する。ライセンス契約の終了に伴い、オレオ、リッツなど4ブランドは8月末で製造を終了、在庫販売をへて同社からは終売とする。

2017年12月にはオレオなど4ブランドの類似製品の製造販売制限が解除されるため、今後は競合品の開発を視野に新製品を発売していくという。また、ライセンス契約で制限されていた海外事業に取り組み、東南アジアなどへの自社商品を展開していく計画だ。

山崎製パンの2015年12月期は売上高が1兆271億円。そのうちヤマザキ・ナビスコは367億円を計上し、東ハト(247億円)とともに同社グループの製菓事業を担っている。




私はリッツもオレオもプレミアムも好きなので、ちょっとショックです。シンプルなビスケットはやはりヤマザキナビスコが一番おいしいと思うからです。しかもオレオの工場は中国だという。もうオレオは9月終了です。リッツのインドネシアは試さないと味はわかりませんけれども、価格はそう高くはならないかな?と予想しています。そしてプレミアムのイタリアはインスタント商品は信用できませんが、市販菓子は一番おいしい国だと私は考えているので味は気になりませんが、輸入商品となると値段が高くなりますからプレミアムの値段も高くなりなかなか買えなくなるかと。


一応モンデリーズジャパンにはお問い合わせメールで、連絡をしてみました。即返事が返ってきたのが以下です。連絡メールには中国の環境問題及び過去に何度も起きる食品の問題及び、反日国であることからの問題点を記載いたしました。

○○様

この度は、オレオ、リッツの販売開始につきまして、ご心配をお掛けし、大変恐縮でございます。

すでに発表させていただいているように、オレオにつきましては、中国・北京にあるモンデリーズ・インターナショナル最大のビスケット工場で製造されます。本工場は最新鋭の製造ラインを持ち、中国市場およびオーストラリアを含むアジアパシフィックの向けにビスケットやクラッカーを製造しています。

北京ビスケット工場では、全ての世界食品安全認証を取得しており、さらにフードディフェンス(意図的な異物混入を防止する取り組み)のガイドラインであるPAS96(パスきゅうじゅうろく)の認証、米国製パン協会(AIB:エーアイビー)の監査も受けています。

また、品質管理を徹底するため、品質標準プログラムも北京工場で展開しており、工場で働く従業員および工場全体の運営に展開しています。

原料の品質管理につきましては、全ての原料メーカーに対して、厳しい世界共通の食品安全リスク評価システムを導入しておりモンデリーズの品質監査チームは、微生物の影響を受けやすい原材料や原料メーカーの監査を行い、承認しています。

重金属、毒素、農薬、抗生物質などについても監査プログラムを実施し、プログラムの一環として、中国では、毎年抜き打ちでテストを行っています。

以上のように、食品安全および品質管理を徹底する為の取り組みを行っておりますが、この度、頂きましたご意見は弊部門へ伝え、貴重な情報として今後の参考とさせて頂きたく存じます。

なお、「リッツ」のラインナップにつきましては、「リッツ クラッカー S」、「リッツ クラッカー L」の2サイズと「リッツ チーズサンド」の全3製品を発売予定でございます。味に関しましては日本の消費者に既に馴染みの深い「リッツ」の味を継承し、世界でも屈指高品質・高水準を求める日本の消費者のニーズを満たすよう開発され、日本人が好む味を追求するために改良いたしております

 

弊社製品につきましてのご連絡を頂戴し改めて感謝申し上げます。

今後とも弊社製品へのご愛顧をお願い申し上げます。

モンデリーズ・ジャパン お客様相談室

 

以上の内容でしたので、9月以降のオレオ製品はもう完全にアウトです。

私は結構輸入菓子が好きで、色んなものを試しては取捨選択してきました。輸入菓子でも美味しいものも美味しくないものもあるからです。ただし輸入菓子は高いですし、値段の割にせっかく試したのに当たり外れが大きいこともあるのでなかなか新しいものに挑戦できません。しかし、最近海外でも話題になることの多いキットカットやマクビティなど、ライセンス契約で日本で製造しているお菓子はもう日本のものといっていいでしょう。そしてその共通点は、オリジナルよりはるかに美味しいこと。(いやマクビティはオリジナルも美味しいか・・・)

オレオなんて初めて食べた時、あまりにも不味くてえっ?て思ったものです。何しろ私は英米文化に憧れながら育ったので食べたいものも沢山あり、ずっと食べてみたかった一つだったので凄くがっかりした覚えがあります。ところがそれからずいぶん経ってから何かの拍子にもらったオレオが美味しかった。今思うとヤマザキナビスコが商品開発に頑張った成果です。それにオレオとコラボした製品も美味しいものばかりでした。

同様の事がリッツにもいえます。リッツは子供の頃パサパサで味気なかったイメージがあります。それが大人になってから、美味しくてしょっちゅう買うようになっていました。特にビッツシリーズはお手軽なおやつとして随分利用してきました。色んな味の製品も開発されるたびに飛びついてもきてもいます。

そしてプレミアムは一時期パンの替わりに常備していたこともあるほど、そのシンプルな味が気に入っていました。

これはすべて日本の商品開発の賜物です。

それなのにライセンス契約を切って日本には輸入販売するというのは、随分都合のいい話だと思います。本来であれば、ライセンス契約を切ったとしても、日本製品は日本工場で作りたいというのならまだわかりますが。

もちろん商売ですから、向こうには向こうの都合があるでしょう。しかし、それでなくても品質に問題がある上に反日国である国で製造したものを日本に輸入しようとしているということは本当に酷いことだと思います。

消費活動というのは誰にでも簡単にできる意思表明です。こういう商品は買わないことです。買わなければ、そういう危険度の高いものは日本人は買わないのだと知らしめることができます。買われない商品など売ることはできないのです、損するだけですから。そうるすことで企業はより品質に気を使うようになるし、信頼のできない国での製造もしなくなるでしょう。

ここ数年、アメリカや中国がわざわざ日本に生産工場を作っているのをご存知ですか?それは日本のmade in Japanという名前のブランドのためです。これは日本人として誇らしいことではありませんか?日本人なら間違いないものを作るという風に信頼されているのです。ところが、日本企業がわざわざ中国などに生産工場を移転していたりする。そして現地での問題の対応に追われかえって沢山浪費をし、商品の品質を落とし、また産業スパイに情報をとられ、企業価値の低下を招いています。

そんなことでいいのでしょうか?

 

以前も 日本製を選べば自分が儲かるで書きましたが、やはり基本日本製品を選んでいきたいものです。日本人ですから。


1.日本の企業かどうか確認する。
2.日本製かどうか確認する。(これ1.よりも重要かも)
3.外国産の場合反日国のものは避ける
4.産地、企業の国が不明なものは避ける(これ偽装が最近増えているので重要です)



9月以降、
ナビスコ製品は要注意!


日本製を選べば自分が儲かる。
地産地消は自分が儲かる。

竹田恒泰が警鐘!
”MADE IN PRC”は”MADE IN CHINA”って事。
騙しですよ。分からないから買っちゃう。