今回は沖縄の琉歌ふうに日本語で四行詩を作りました。都々逸と似た感じです。
日本語に翻訳した沖縄の四行詩・朗読ポエトリーリーディング
月もさやか
四行詩を掲載します。ちょっと説明も必要でしょう。そうすると味わいも深くなります。
三叉路の 月夜
秋の 風や吹く
匂えるは うなじ
月も さやか
三叉路は分かれ道。人生の選択肢とも捉えられます。
「秋の風」は飽きた関係に使われますが、ここでは「風や吹く」で疑問形。吹かないよ、という意味。
実際に秋の冷たい夜風が吹く。それとかけてますね。
「匂えるは、項」ですよ。「月もさやか」ということは「も」ですから
ほかにも「さやかなるもの」があるということ。
さて何でしょうね。
やはり短いと抽象的になります。
それでも、いくつか解釈のしかたもあり。それは読む人の自由ですね。
さきに述べた説明のほかにも色々と想像される世界が四行詩にはあります。