こんにちは。
このブログをイラスト付きにしてそろそろ1ヶ月が経とうとしています。
当初は「続けられるのかな?」「また自分から仕事を増やしてしまった」などの思いが渦巻いていましたが、日課にしてしまえば特に苦労を感じることもなく、いちばんの難関は「クルマ選び」という楽しい時間が長引いているくらいのことになりました。
僕は中学校を卒業してデザイン系の高専に5年間通っていて、しかも専攻はカーデザインだったのでクルマのスケッチやクロッキーはそれこそ日夜死ぬほどしていました。
学生ながらにオリジナルのカーデザインも手がけていたので、本当にデザイン漬けの毎日だったのですが、結局入社したのは家電メーカーだったため、カーデザインのスキルはそこまでは生かされることもなくリアルのクルマ好きという方向に捌け口を求めて行ったような気がしています。
いわゆる代償行為というやつでしょうか。
その後フリーランスのデザイナーになり、イラストレーションのお仕事などもやっていたので、クルマの絵を描くことも「屁でもない」とタカを括っていた部分がありました。
しかししかし!
僕がカーデザインの勉強をしていたのは70年台から80年代にかけての時代でしたから、主に描いていたクルマも当時の主流のデザインのものでしたので、ある意味描きやすかったんです。
当時のカーデザインって直線基調のものが多く、パーツやパネルの構成もわかりやすいものが多かったんですよね。
そんなわけですから、最近のクルマを書こうとしても、なかなか基調というかベースラインがわかりにくいことになってるんです。
特に、今回のイラストでテーマにしているのは「線画」なので、3D曲面が多いカーデザインはちょっと表現しにくくもあるんですよね。
そういう理由もあるのかもしれませんが、今まで登場したイラストのクルマたちはレトロ感あふれる時代のものが多くなっているんだと思います。
昨日のキャロルなんかはちょっと新し目のデザインでしたね。でも、あのキャロルは描きやすかったな。
カーイラストを描いていて毎日発見があるんですが、目で見て頭で解っていたはずのクルマのデザインが実は違っていた、あるいは理解が深まるということなんです。
これは、いまのところ毎日発見しています。
口ではなかなか表現しにくい感覚なので、ぜひ皆さんもカーイラストを描いて納得してもらいたいなぁ。
下手でもなんでもいいんです。対象物をよーく観察してまずは描いて見てください。
では、本日の一台に参ります。
マツダ・キャロル 4速MT ですね!
https://www.goo-net.com/usedcar/spread/goo/12/700040220830160720002.html
この初代キャロルは二度目のご紹介なんですが、昨日のリニューアルキャロルを取り上げたついでの再登場願ったというわけです。
前回とはフロントフェイスが違うバージョンですね。
こっちの顔もなかなかいいです。
前回も書きましたが、このキャロルには僕が幼き頃の母が乗っていて、ダンプカーに側突されて大破したという思い出のキャロルです。
覚えてませんが。
その時にウィンカーレバーか何かが僕の目尻をかすめて、その傷のおかげで僕の目が切れ長な印象になっているというオマケまでついているんですね。
ありがとう!キャロル!
どこがやねん!(京都に引っ越すので、関西ツッコミ)
この顔のキャロルってあんまり見ないですね。
これまたびっくりするくらい小さいんですよね。
それなのに、このプロポーションですよ。
クリフカットが成功している国産車ってキャロルだけなんじゃないかなぁ。
この時代のペールカラーって全くあざとさがないんですよね。なんでだろうか。
なんとなく床屋さんをイメージしてしまうのはどうしてでしょうか?
はい、お邪魔します。
なんか雑巾掛けするだけで綺麗になりそうですよね。誰かマジックリン持ってきて〜!
マジックリンがてきめん!
リアシートは綺麗!
床屋さんにも似てるけど、昔の歯科医もこんな印象。
ヒーターですね。未来の機械っぽい。
既視感のあるペダル周り。あ、ビートルか。
これで一生懸命走りまっせ〜。
天井は綺麗です。
360ccで4気筒なんですよ。スゲーな。マツダ。
カラフルさがイナズマン。電線マンか?アクマイザー3か?
いい眺めですね。
車検の期限を見るべきというよりも、モールの綺麗さを見るべきでしょうね。
さて、どうします?
買う?買わない?
僕としては、命の恩人のクルマなので、一度は乗ってもいいかもしれないって最近思い始めてるんですよね。
どうしようかなぁ。
京都でキャロル。
考えます!
では、また!