チラシの裏と表のあいだ -2ページ目

チラシの裏と表のあいだ

ゲームや漫画・小説などを気ままにレビューします

『シュガー・ラッシュ:オンライン』を観ましたので、感想を書きたいと思います。

※あくまでも個人の感想です。

 

 

いや、なんというか、前作『シュガー・ラッシュ』が結構好きだったんです。

そんなにたくさんディズニー映画観てる方ではないと思うんですが、

観た中では、自分的には上位だったんですね。

なので、今作『シュガー・ラッシュ:オンライン』も楽しみにしていたのですが…

 

結論から言うと、

「面白かった。けど、前作ほどではなかった」という感じでしょうか。

期待値が高すぎた感が個人的にはあったかもしれません。

 

 

今作は、タイトル通りインターネットの世界が舞台なんですね。

現代の時代性を考えても、また、シュガーラッシュの本来の設定(ゲームキャラが活躍する)を考えても、

今作で舞台がネットに移るのは納得です。

 

実際、作品の中で描かれるネット空間のイメージはとても胸躍る感じでした。

また、ネットの素晴らしさだけでなく、ネットならではの問題や怖さも表現されている点も良かった。

まずここに、見るべき価値があります。

 

そして、今作は、テーマというか、メッセージも明確でした。

同じ関係、同じ生活がずっと維持されることを望むラルフと、変化を求め新しい世界に出ていこうとするヴァネロペ。

一方が新しい居場所を見つけようとして、友情そのものに変化が生まれそうな時、

変化を望まないもうひとりは、果たしてどう行動するのか…。

そういった、人間関係に普遍的かつ根源的なテーマを扱っているのも良いです。

 

最後の結末も、幾分予想はできるものの、だからこそ安心して観ていられるし、

やはりジーンとするものもあります。

 

 

ですので、基本的には面白くできているんです。

 

 

が、私個人として不満が残った点をあえて挙げるとすれば…

 

まず、全体的にテーマの魅せ方が、そこまでうまくない感じがしました。

なんとなく、表現が全体的に「軽い」とでも言いましょうか。

テーマそのものは悪くなかっただけに、魅せ方をもう少し工夫できたのではないか…と思ってしまいます。

 

そして、どうしても「ネット」というネタの強さに押されて、

本来あった「ゲーム」という要素が、少し弱くなってしまっていた感じもします。

 

そして、個人的にはこれが致命的だと思いますが、

ヴァネロペ、今作ではちょっと影が薄い…?

 

 

前作『シュガー・ラッシュ』が面白かったのって、ヴァネロペというキャラクターが魅力的だったこともかなり大きな要因だと思うんです。

ところが、今作では、あくまで個人の感想ですが、

ヴァネロペの魅力がちゃんと描かれていない気がしました。

いろんなキャラや目新しい要素がめまぐるしく登場する物語の中で、どこか影が薄くなってしまっていたような…

 

どちらかというとラルフの成長に焦点があたっていて、

(にもかかわらず、ラルフがかっこよく描かれていたかと言われれば、そうとも言い切れないのですが)、

今作のヴァネロペは、ちょっと大人しめだったなあ、と。

それが、個人的には少し残念でした。

 

あとは、ディズニーのプリンセスたちが登場するのですが、

メタ発言ギリギリのネタが、どうも…。

もちろん、好きな人もいると思いますし、実際それを観たときは私も笑ったのですが、

終わってみると…という。賛否が分かれるところかもしれませんね。、

個人的には、あまり物語が進む上で彼女らが登場する必然性も感じられませんでしたし、

この点で、悪い意味で二次創作的な雰囲気が出てしまったかもな、と思います。

 

 

そんなわけで、今作は、前作に比べると少し物足りなさもあったのですが、

シュガー・ラッシュという世界観自体は好きなので、

ぜひ3作目に期待したいですね。