【起稿2026年6月6日記事】

今朝寒くてストレッチで身体を温めながらテレビニュースを見ていると、「飛鳥・藤原の宮都」のユネスコ世界文化遺産への登録を諮問機関のICOMOS(国際記念物遺跡会議)が勧告したと報道していました📺

藤原宮址

※画像はphotoAC(www.photo-ac.com)より引用しました。


「飛鳥・藤原の宮都」は、現在の奈良県明日香村・橿原市に広がる6世紀末から8世紀初頭までの飛鳥時代の都邑遺跡群で、ちょうど私が「歴史的解釈(妄想😅)」シリーズ記事で取り上げた贈太政大臣藤原不比等公とその父(大織冠中臣鎌足公)、祖父(小徳冠中臣御食子公)の時代の宮址です👇


文化庁はこのニュースに当たり、「飛鳥・藤原の宮都は、飛鳥時代に中国大陸や朝鮮半島から影響を受け、日本で初めて中央集権体制が成立し、律令国家として発展した過程を示すもの」と紹介していますが、私に言わせて貰えば、「飛鳥・藤原宮址とは、『制度の形骸化』や『組織の腐敗』の歴史を辿る史跡」だと思います。


確かに、天武帝・持統帝や藤原不比等は理想に燃えて、国体を確立し諸外国に負けない政をしようと志したと思いますが、残念ながらその甲斐無く、彼らの後数世代を経ると、大陸からせっかく導入施行した律令制は形骸化し、「皇親・藤原氏への権力集中」による朝廷組織の腐敗を見る事となりました😞


権力腐敗イメージ

ナノバナナ2作画

英国の歴史家・思想家・政治家で初代アクトン男爵の
ジョン・アクトン卿は「権力は腐敗の傾向がある。絶対的権力は絶対的に腐敗する」という有名な格言を遺しています😔

近現代における組織論、政治哲学、社会学では、「組織や制度には劣化要因が内在している」と考える学説が多数あります📚

例えば...
①ロベルト・ミヘルスの「寡頭制の鉄則」
②マックス・ウェーバーの「官僚制の自己目的化」
③シリル・ノースコート・パーキンソンの「パーキンソンの法則」
...が有名です。

こうした「制度の形骸化」や「組織の腐敗」を防ぐ為には、治世者・指導者(権力者)によるメンテナンスが必要ですが、その事はとても難しい作業で、中国の王朝交代を典型として古今東西、上手く立て直して体制を維持出来た例は希少です😵

日本の場合はこの後、制度(律令制)は崩壊し中世封建制へ移行しましたが、天孫・皇統嫡流を思想的に国の中心に置く国体については、紆余曲折を経て変容したものの近代から令和の現代まで連綿と引き継がれています🗾🇯🇵

実はメンテナンスをした人物がいるのですが、その話は「歴史的解釈」シリーズで
、次回取り上げる予定にしていますから、しばらくお待ち下さい🙇