【起稿2026年5月5日記事】

おはようございます🙋

今朝東京は、引き続き良い天気で、昨日の強風も収まりましたが、薄曇りで気温は時節並に下がったようです⤵️

さて早いもので、今日は「端午の節供」・「立夏」です😌



※画像はイラストAC(https://www.ac-illust.com/)より引用しました。

「端午の節供」の「端午」は、旧暦では「午」の月は5月に当たり、「端」は「始め・最初」という意味で、「端午」とは5月の最初の午の日を意味し、5月の最初の午の日を節句とし祝っていましたが、後に、「午」と「五」が同じ発音「ウ-」であったことから5月5日に祝うようになったとされてます☝

また、一説に端午節は、恨みを残して5月5日に、汨羅江(湖南省、長江支流)へ入水自殺したという俗説の伝わる中国戦国時代楚の諫臣屈原の霊を鎮める為に始まった祭祀とされています👻
こうした事からか、中国において端午節には様々な禁忌が布かれ、五色の糸で縫った香袋を身に着ける、ちまきを食す、雄黄酒を顔に塗布する、艾草(チョウセンヨモギ)を人型にして束ねた人形や菖蒲の剣を戸口に飾るなどの厄除けの慣習が行われていました😓

「漁夫の辞」 (屈原)
屈原既放
游於江潭
行吟沢畔

顔色憔悴
形容枯槁

漁父見而問之曰
子非三閭大夫与
何故至於斯

屈原曰
挙世皆濁我独清
衆人皆酔我独醒
是以見放

漁父曰
聖人不凝滞於物
而能与世推移
世人皆濁
何不淈其泥而揚其波
衆人皆酔
何不餔其糟而歠其釃
何故深思高挙
自令放為

屈原曰吾聞之
新沐者必弾冠
新浴者必振衣
安能以身之察察
受物之汶汶者乎
寧赴湘流
葬於江魚之腹中
安能以皓皓之白
而蒙世俗之塵埃乎

漁父莞爾而笑
鼓枻而去
乃歌曰
滄浪之水清兮
可以濯吾纓
滄浪之水濁兮
可以濯吾足

遂去
不復与言


(書き下し文)
屈原既に放たれて
江潭(こうたん)に游び
行(ゆくゆく)沢畔に吟ず

顔色憔悴し形容枯槁せり

漁父見て之に問うて曰く
子三閭大夫に非ずや
何の故に斯に至れると

屈原曰く
世を挙げて皆濁れるに我独り清めり
衆人皆酔えるに我独り醒めたり
是を以て放たると

漁父曰く
聖人は物に凝滞せずして
能く世と推移す
世人皆濁らば
何ぞ其の泥を淈して其の波を揚げざる
衆人皆酔わば
何ぞ其の糟を餔いて其の釃(しる)を歠(すす)らざる
何の故に深く思い高く挙がり
自ら放たれしむるを為すやと

屈原曰く吾之を聞けり
新たに沐する者は必ず冠を弾き
新たに浴する者は必ず衣を振うと
安くんぞ能く身の察察(さつさつ)たるを以て
物の汶汶(もんもん)たるを受くる者ならんや
寧ろ湘流(しょうりゅう)に赴きて
江魚(こうぎょ)の腹中に葬らるとも
安くんぞ能く皓皓の白きを以て
而も世俗の塵埃(じんあい)を蒙らんやと

漁父莞爾として笑い
枻(えい)を鼓して去る
乃ち歌いて曰く
滄浪の水清まば
以て吾が纓(えい)を濯うべし
滄浪の水濁らば
以て吾が足を濯うべしと

遂に去りて
復た与に言わず

※この漢詩は、屈原が政争に敗れて祖国を追われ、彷徨した際に詠んだ詩とされます。公族の出でプライドが高く、融通のきかない屈原の考えがよく分かる内容の詩です。逆に文学史的には、出来すぎていて「本当に屈原の詩なのか?」と疑念が湧きます🤔

端午節の慣習は奈良時代に日本に伝わり、菖蒲を髪飾りにした人々が宮中の武徳殿に集い、帝から薬玉(薬草を丸く固めて飾りを付けたもの)を賜わる慣習が出来ました。(「続日本紀」に「菖蒲のかずら」等の記述が見られます。)
こうした事から「菖蒲の節供」とされていました📗

ところが、鎌倉以降の時代になると、「菖蒲」が武道を尊ぶ意味の「尚武」と同じ読みである事や菖蒲の葉の形が剣を連想させる事などから、端午は男の子の節句という認識に転じました👦

さて、「端午の節供」と言えば、私は柏餅が大好物ですが、脳卒中発病以来「餅」は正月も食べていませんし、「団子」でさえ避けています。
酷い嚥下障害は無く、「少しずつ食べたら大丈夫」とも思うのですが、万が一の事故が起きたら、娘に大変な思いをさせてしまうので今年も我慢です😢

因みに、昨年の「端午の節供」には、粽を食べていました😋


さて皆さん、今日は「立夏」でもありますな。

立夏は二十四節気の第7節目で、春分と夏至のちょうど中間に当たります。
読んで字の如く夏の気配が立ち上がってきたような時節という意味で、和歌の世界では「首夏」と詠む事もあります
5月に入り、かなり夏めいて参りましたなぁ🌞

ではいつも通り、時節の和歌の紹介です...

春過ぎて 夏来たるらし
白妙の
衣ほしたり
天の香具山
(持統帝御謹製、「万葉集」)
※持統天皇の詠んだ歌とされていますが、遣新羅使等が、対馬鰐浦に群生するヒトツバタゴ(ナンジャモンジャ)を見て詠だのではないか?という異説もあります。

夏山の 
木末(こぬれ)の茂に 
霍公鳥(ホトトギス) 
鳴き響(とよ)むなる 
声の遥けさ 
(大伴宿禰家持卿、「万葉集」)

ほととぎす 鳴くや五月の あやめぐさ 
あやめも知らぬ 
恋もするかな
(詠み人知らず、「古今集」)
※この歌は、古今和歌集の巻頭歌だけあり、リズムの良い歌ですね♪

花鳥も みなゆきかひて
むばたまの
夜のまに今日の
夏はきにけり
(紀朝臣貫之、「貫之集」)


花鳥の あかぬわかれに
春くれて
けさよりむかふ
夏山の色
(西園寺入道前相国実兼公、「玉葉集」)