【起稿2026年3月2日記事】
日付が変わりました🗓
今日の東京は曇天で、雨は降りそうも無いですが、気温は低い予報です😞
さて皆さん、今日は「亡羊忌」です。
「亡羊忌」は、昭和期の詩人村野四郎さん(1901年-1975年)の忌日です。
忌日の名前は、代表作詩集「亡羊記」に因んで名付けられました☝
村野さんは、東京府北多摩郡多磨村上染谷(現東京都府中市白糸台)の裕福な商家に生まれ、父、兄たちが、それぞれ俳句や短歌を作るという文学的環境に育ちました。
村野さんは、実生活では慶應義塾大学部理財科(現慶應義塾大学経済学部)に進学し、大学卒業後「理研株式会社」へ入社しました。
村野さんは理研では、従業員300人規模の「理研電具株式会社」の社長にまでなる等、実業にも注力しています。
そしてその生活基盤の上で詩作に励み、詩作については「現代詩の一頂点」と室生犀星さんに評されるほど極めました。
文学者は文学にのめり込んで、生活が破たんする者が多いのですが😅村野さんは長期戦略的に、生活と詩作を両立させた稀有な存在です。
1926年に第1詩集「罠」を刊行。ドイツ近代詩と「新即物主義」の影響を受け、事物を冷静に見つめて感傷を表さない客観的な美を作り出しました。
では村野さんの詩を一部引用して紹介いたします。
「花を持った人」
(1952年、「実在の岸辺」)
くらい鉄の塀が
何処までもつづいていたが
~略~
出て行ったやつが
あるらしい
~略~
たくさん花がこぼれている
※一部引用、村野さんは府中市出身だから「鉄の塀」というと、「府中刑務所」を連想します。
「巣立ちの歌」
(1965年、作詞:村野四郎さん、作曲:岩河三郎さん)
花の色 雲の影
なつかしい あの思い出
過ぎし日の 窓にのこして
巣立ちゆく 今日の別れ
~略~
美しい 明日の日のために
※一部引用、昔の定番卒業ソングですな😢
「ぶんぶんぶん」
(1947年、作詞:村野四郎さん、ボヘミア民謡)
~略~
ぶんぶんぶん はちがとぶ
あさつゆきらきら
のばらがゆれるよ
ぶんぶんぶん はちがとぶ
※一部引用、現在京王帝都電鉄府中駅の列車接近メロディーに採用
