【起稿2025年12月17日記事】

日付が変わりました📅

今日も東京は晴天で、穏やかな一日となりそうです🌝

さて皆さん、今日から暦は二十四節気「大雪」の末候、七十二候の「鱖魚群」となります。
※画像はイラストAC(https://www.ac-illust.com/)より引用しました。

「鱖魚群」は「さけのうおむらがる」と読みますが、「鱖魚」とは元々中国東北部黒龍江に生息していた白身の淡白な味の淡水魚の事で、中国の暦が日本に入ってきた際、日本にはいない魚だったので、同じような生態の鮭を当てたと言われています。

日本の鮭は春になると海へ出て、4〜6年後に生まれ故郷の川に戻ってきて産卵しますね。
鮭の遡上は9月から始まり、12月はそろそろ終わりの時期になるようです。
その為、和歌の世界で「鮭」は、秋の季語に分類されていますが、「新巻鮭」が出回るのは年末ですね。

「新巻鮭」は秋に捕った鮭の内臓をとりのぞいて塩漬けにした、伝統的な保存食で
、ちょうど年末にできあがることから、江戸時代には年末年始の贈答品として、庶民の間にも出回るようになったようです。

...ではこの時節の鮭に関する俳句を...

雪の朝 独り干鮭を
噛み得タリ
(松尾芭蕉、「東日記」)

年の市 
鮭ぬす人を 追はへけり
(正岡子規、「年の市」)

乾鮭に 
弓矢の神を 祭りけり
(寺田寅彦、「寺田寅彦全集」)

日本神話、日本史好きの私としては、偉大な寺田博士の句ですが、一般家庭が乾鮭(新巻鮭?)を供えるのは正月に「大年神」をお迎えする時で、もし「大年神」へのお供えを詠んだとすると、「弓矢の神」では無く、「豊穣、食物の神」となります😅...
「大年神」は、出雲神話に登場する「素戔嗚尊」と二柱目の配偶神「神大市比売」の間に生まれた子神で、各地の「大歳神社」等の祭神です☝

もし寺田博士があくまで「弓矢の神」への乾鮭お供えを詠んだとすると、この句の情景は、家庭の情景では無く、どちらかの神社の歳旦祭の情景ですね😉


神社ならば、寺田博士の師匠夏目漱石は、弓道に造詣が深く、東京早稲田の自宅の隣は「穴八幡宮」でしたから、寺田博士は「穴八幡宮」の歳旦祭に接して上記俳句を詠んだのではないかなと思います🤔
...すると、「弓矢の神」は八幡神の事となりますから、辻褄は合います💡