あの平野良さんとW主演で、脚本と演出が「あやめ十八番」と雰囲気有り有り。
これは面白いぞ
と期待ワクワク
でした。
チケットも早い段階でソールドアウト
急遽、配信も決定した舞台です。好評につき円盤も発売しました。
私も、ちょっと鼻が高くなる
お話は、というと~(これから円盤を観る予定の方はスミマセン)
近未来の話ですね。
実際にあった「2000年問題」や、映画の「A・I」がモチーフになってる感じです。
幼いころ、葬儀場で出会った櫛本兄妹に一目ぼれ?した直哉。
高校では櫛本兄妹と同じ生徒会役員を務め、成人してからは家業を継いでいる。
その高校時代と現在のシーンが交互に出てきて、直哉と櫛本の繋がりが判ります。
1回観ただけじゃ判らない抽象的なシーンも多い作品でした。
(ここからは、私の考察です)
櫛本家は白蟻をひたすら葬る家業
直哉家はご遺体を火葬する家業
櫛本兄にとって「妹・美緒」が生きる指針。
妹を守るためなら、倫理さえ無視して動物虐待まがいも行う。
美緒は死んだのに、人工心臓だけが動いている。
櫛本悟の乾いた笑いが印象的。
その後、櫛本悟が行った行為は、美緒を拒んだ機械への憎しみだったり、
生命に対する反抗な気がしました。
勢堂直哉は、ずっと親の言う通りに生きてきて。
櫛本悟のカリスマ性に、何か「自分と同じ世界の王様」を見つけちゃった?
海外に去った後は、無気力な生活をしてたと思われる。
AIロボットの「大黒」を傍に置いているのも、便利というより、櫛本の破片だから?
直哉が最後に手渡された箱
アレの答えを知りたいんですよね。
私は「櫛本から取り出された人工心臓(美緒の形見)」な気がします。
こちらは別日の櫛本役の多和田さん
ヤダもお カリスマ高校生役が似合う(30なのに)
ヤベエ事を企む表情も良い
私が観劇した初日は、多和ちゃんが主役?の「直哉」の日でした。
どちらかと言えば、直哉役の方が好きです。
(どっちが主役か観るまで判らなかったので、本当にラッキー
でした)
宣伝映像でも観れる冒頭、
不眠と夢にうなされるシーン。
神経がピリピリしてて、でもちょっと泣きそうで「助けて!」って芝居が好きです。
多和田さん、本当にこういう表現が上手い。
大黒(ロボット)には邪険で、職場と親にはシラけてて
一瞬で「櫛本直哉」の人間像が理解できます。あのギスギス感はリアルでした。
そして、照明が暗くても存在が目立つw
多和ちゃんは目力強いし、というか年々、黒目が大きくなってませんか![]()
平野良さんの声は、柔らかで耳に心地よい
リーダーで、時にエゴイストで、でも病んで弱っている姿も見せちゃうダークヒーローぽくて魅力的でした。
松島庄汰さん、彼の役が唯一の「明」で救いの存在でした。明朗そのもの、松島さんが居ると明るくなる。そして読経の声が美声だったw
谷戸亮太さん、独特の雰囲気があって面白い役者さんでした。
4人の中で一番問題発言が多くて人間の思考パターン苦手な分、機械の思考が読めたので助かったのが皮肉
言葉選びは下手だけど、責任感が強く、思いやりのある医師で好きでした。
島田惇平さん、なんていうか異質
大黒という名のヒューマノイドロボット?を演じてて、ずっと体をグネグネしてました。
親しみやすいロボットじゃなくて、常に怪しさがある時限爆弾付きのロボット。
そして今村美歩ちゃん。会えて良かった、相変わらず透明感があって素敵でした![]()
ここからは演出について感想



