おすすめ度(5点中) → 2.5点
――― 感想 ―――――――
ラース・フォン・トリアー監督は大好きなんですよ。でも今回はダメでした。殺人鬼である主人公には虫唾が走りますが、目が離せなくなるほどの嫌悪を抱くというわけでもなくて。殺人シーンはたしかに緊張感あるんだけど、全体的に長いこともあってダレる。この映画、もしかしたらコメディなのかなっていうのはラストシーンをみて初めて思った次第。悪を極めつつある主人公が、謎の男の案内を経て神話的な世界への扉を開こうと挑むも結局奈落へ落ちていくって……失笑しましたよ。イメージ映像に、監督の他作品の映像を持ち込むあたりも自慰感が強くて嫌でした。