レッド・ファミリー | 記憶のための映画メモ

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こんにちは!
大好きな映画も数日で忘れてしまう我が記憶力。
ユルユルの脳味噌に喝を入れるための映画ブログです。


レッド・ファミリー


2013年/韓国/100分
監督:イ・ジュヒョン
出演:キム・ユミ、チョン・ウ、ソン・ビョンホ、パク・ソヨン、他
おすすめ度(5点中) → 3.6


――― あらすじ ―――――――
郊外の住宅地に暮らす仲睦まじい4人家族。ところが、その正体は妻役のベクを班長とする北朝鮮のスパイ・グループだった。彼らは表では理想の家族を演じつつ、裏では祖国の指示に従い、偵察や脱北者の暗殺という任務を忠実に遂行していた。そんなベクたちの隣には、ケンカの絶えない韓国のダメ家族が住んでいた。彼らを腐敗した資本主義の象徴とバカにするベクたちだったが、図らずもそんな彼らとの交流が深まっていく。するとベクたちの心にも、祖国に残るそれぞれの本当の家族への想いが募っていくのだったが…。(allcinemaより)


―――  感想  ―――――――

北朝鮮スパイチーム4人組が家族を装いながら韓国に潜入しているんだけど…というお話。


超適当に感想を書きますが、コレ前半~中盤までのコミカルで軽いテンションがとても良いですね。


スパイ4人組が家族を演じているんだけど、何よりうれしいのはスパイとして彼らが有能であるという描写があるところ。しっかり任務はこなすし、隣人の家にやってきたサラ金はあっさり追い返すし(観ていて気持ちが良い)、隣人の息子の虐め問題まで片づけてしまう(笑える)。


▲素敵な家族を演じるこの4人組は。


▲実は、韓国に潜入している北朝鮮4人組“ツツジ班”。

彼らはストイックに指令を遂行するものの、隣人との交流を通して祖国に残された家族を思うようになる。


▲隣人一家。喧嘩の絶えない一家だが、彼らとの交流を通じてツツジ班の面々は心境に変化が訪れる。


できれば、前半のコミカルで知的なテンションのまま引っ張ってほしかったな。終盤で急にトーンが変わるのが残念でした。


隣人の声は筒抜けなのになぜツツジ班の声は隣人に届いていないかな~とか(けっこうなボリュームで喋っている)、散財が過ぎるダメ奥さんに全く同情できないとか、今までテクニカルに仕事をさばいてきたツツジ班なのに最後は感情論で相手を説き伏せようとするのとか、終盤の“自害シーン”があまりにアッサリしすぎているのとか、いろいろありますが…。


ラストカットはじんわり来ました。