2007年/アメリカ・日本/96分
監督:井口昇
出演:八代みなせ、亜紗美、島津健太郎、穂花、西原信裕、諏訪太朗、他
おすすめ度(5点中) → 2.9点
――― あらすじ ―――――――
かつて両親が殺人容疑を掛けられ自殺に追い込まれた女子高生アミは、いまは弟のユウと2人で支え合い、穏やかな日々を送っていた。そんなある日、ユウが中学校でイジメに遭い死んでしまう。警察はユウの自殺と断定、納得いかないアミは、服部半蔵の血を受け継ぐヤクザの息子、翔が主犯であることを突き止める。アミは弟の仇討ちを誓い、翔のもとへと向かうが、逆に翔の両親に捕まってしまい、残忍な拷問の末についに片腕を失ってしまう…。(allcinemaより)
――― 感想 ―――――――
うん!普通に楽しめる映画ですね!ヤリタイ放題の馬鹿馬鹿しいノリにのっかれるかどうかがミソですな(^∇^)
グロいの嫌い、演技派がそろっていないと嫌なんて人には、苦痛でしかないでしょうね~。
弟をイジメで殺され、復讐を誓う主人公・日向アミ。
敵は、服部半蔵の血筋であるヤクザ木村一家の息子。そしてそんな息子を守ろうとする取り巻きやヤクザたちが持ち前の忍者殺人術で襲いかかってくるぅ!!!
▲日向アミ。一度目の復讐で、返り討ちにあい片手を失ってしまう。
弟と同様にイジメで殺されてしまった子がいるんだけど、その両親(職業:メカニック)の力添えで、
彼女の失った左腕にはマシンガンやチェーンソーなどが取り付けられるようになる。
一応この映画なんですが、エロがありそうで“お色気”どまりです。変な期待は禁物ですな(笑)。
復讐の過程でいろんな忍者が出てくるんだけど、
イジメの張本人である木村翔の取り巻き(?)の学生忍者隊(ジャージ姿)が出てきたと思ったら、
そいつらを倒すとその“遺族”が忍者隊となって襲って来たりと、かなりナンセンスな世界が展開(笑)。
▲遺族の忍者隊。みな日向アミに殺された子どもの遺影を胸に掲げて襲ってくる。
写真の“ドリルブラ”で、日向アミは血まみれになるんだけど、そのシーンはエロかったな~(シミジミ)。
まっ、そんな感じの映画です(笑)。
まぁ、演技のレベルとか、リアリティのない世界観とか、ツッコミ要素満載かもしれないけど、
これだけの自主制作ノリの過激なゴア描写もなかなか観られないので、そのパワーが凄いなと。
どうしても嫌だったのは、
オープニングで片腕の日向アミがイジメチーム(木村翔以外)を成敗するシーンから始まって、
そこから過去にさかのぼって、両腕がある日向アミがいかにして弟を失い、片腕マシンガールになって、
復習を成し遂げるかって時系列で今作は進むんですけど、、、、、
オープニングのシーンが、どこにも当てこめないんです!
完全に浮いたシーケンスに感じられて、それが凄い違和感でした。
今作は、アメリカ資本の日本映画らしいんですけど、
女子高生、忍者、天ぷら(観れば分かるw)と、外人が喜ぶ日本要素が満載!
アメリカ人の“日本観”が垣間見れるのも興味深いですね~。