バトルシップ
2012年/アメリカ/130分
監督:ピーター・バーグ
出演:テイラー・キッチュ、アレキサンダー・スカルスガルド、リアーナ、ブルックリン・デッカー、浅野忠信、リーアム・ニーソン、グレゴリー・D・ガドソン、他
おすすめ度(5点中) → 4.0点
――― あらすじ ―――――――
ハワイ沖でアメリカや日本など各国の軍艦が集結し、大規模な合同軍事演習が行われようとしていた。そこに謎の巨大生物が出現!エイリアンの襲来だー!ここに人類vsエイリアンのバトルが始まる!!!
――― 感想 ―――――――
ハリウッド映画ってやっぱりこうでないと!超燃えましたね(*^▽^*)
完全にネタバレしているんで、観てない人はスルーしてくださいまし。
ハワイ沖でアメリカや日本などの軍艦が合同演習を行っていたら、海上に謎の巨大生物が出現!
なんとそれは宇宙から飛来したエイリアンの軍艦だったのだ!
▲ハワイ沖で合同演習をしてたらさー。
▲エイリアンが現れやがった!撃て撃て撃て~。
え~何気にこのエイリアンの軍艦が出てくるまでに、30分ぐらいあるんですけどね、
それまでスッゲーつまんなかったです(笑)。
まず冒頭で主人公アレックスが海軍の兄・ストーンに「お前はダメなやつだ!ちゃんとしろ!」って怒られているシーンがあるんですけどね、アレックスはそんな説教を聞かずに女をナンパにいくんですね。
そこで、いかにこの主人公がダメなやつであるかっていうのを描いてくれるんですけどね、、、無駄に長い!
しかも、そこで主人公アレックスの本当にダメダメ具合をみた兄・ストーンが
「よーしお前、もう海軍に入るしかないぞっ」って言うんですけどね、そこでタイトルバック(^∇^)!
そこかいっ!もうさー面白すぎでしょ。
この映画ツッコミどころがありすぎて、もはや愛すべきレベルにまで達しているんですけど、序盤で笑えたのは、ある惑星にむけて電波を送ったシーンで、学者の顔のアップと背景の星空が爛々と映し出されるカットね。どんなアニメだよっ(笑)。
さてさて、それでエイリアンの攻撃が始まるんだけど、エイリアンの最新テクノロジーの前に海軍は為す術がないんですね。このへんの大迫力な攻撃シーンは、おおおおっスゲエ!敵の攻撃マジヤベエって興奮しますよね~。
▲主人公アレックス。あることが原因で全軍艦の指揮をとることになる。
このアレックスって人はまわりから「お前は能力はあるのになぁ~」って散々言われているんですけどね
観ているこっちは、前半においては全然光るものを感じられないんですよ(笑)。まぁそのうち化けるんだろうな~っていうのは鉄則なんで分かるんですけどね。面白かったのはエイリアンの弱点は太陽の光ですって部下が教えてくれるんだけど、このアレックスって人は「ふーん」って聞いてるだけなんですけど、後半でちゃんとそれを実践するんですよ(笑)。おめぇさっきメッチャ適当に聞いてたやんけ!
▲強大な敵の前に、ライバル関係にあった日本とアメリカが手をとる!
これは素直に嬉しいですし、意外と監督さんの誠実さというか人柄を感じるんですよね。イイヤツだな(´∀`)って。
▲ちなみに、リアーナがエイリアンの巨大な軍艦にマシンガンで撃ちまくるシーンは
そんな小さい武器で効くわけないじゃんって思いながらもテンションあがりまくりでした!
やっぱり、効かない攻撃を打ち続けるっていうのが、美しいんですよね~(シミジミ)。
▲エイリアンの放つ武器の一つ。チェーンソー的な刃物がついたボールみたいなので、周りの物を一気に切り崩す。これもあがりますよね~。
んで、序盤はけっこう押されていたけど、浅野忠信演じるナガタの作戦で、反撃に出るわけなんです。
そんでけっこうイイ感じで接戦を繰り広げるんですよね~。
でもこっちもだんだん軍艦を沈められてね、、、さぁもういよいよ戦える軍艦がない。
ないないないって思ってたら、こんなところに旧式の軍艦があるじゃないかーってなるわけですよ。
いやいやいやいや、こんな旧式の軍艦なんて誰が運転できんのってなるんだけど……
そしたらさ~出てくるんですよね。
爺様たちがっ!!ワサワサワサワサ、どこにそんだけいたのってぐらい爺様たちが出てくる(笑)。
しかもケレンミたっぷりに描くわけですよ。僕なんて、もうここで感動して半泣きですよ。じじい最高だっ!
▲一気に撃ちまくる最後のバトルシップ対決は最高ですね。
いっぽうそのころ……ハワイの電波塔には、エイリアンが群がっていた(`∀´)。
エイリアンは自分たちの惑星に救援を求めるために電波を送ろうとしていたのだ。
だけど、そこには元ボクシングチャンピオンにして、今は脚が義足の退役軍人・ミックがいたぁ!
▲ミックとエイリアンの肉弾戦になぜか涙が(笑)。単純な殴り合いこそ、もっとも興奮するのを監督は分かってらっしゃる。しかも、ここで冒頭の「脳震盪ネタ」を回収しているなんてね、そんなの伏線にするなんて無茶苦茶な(笑)。このミックに関しては、かなり引っ張ってましたからね、こいつ絶対最後に何かするぞって思って観てたから、すごいスカッとしましたね。
ちなみに、ここでミックはエイリアンが電波を送っている電波塔みたいなのに車で突進して妨害するんだけど、
エイリアンたちは、ワッサーってみんなして超肉体労働でその電波塔を直すんですよね(笑)。
あんたらのハイパーテクノロジーはどこいったん?ていうか、おめえら馬鹿だろっ!
っていう、エイリアンの造形も素敵ですよね~。
▲どーでもいいけど、ヒロインのこの子がナイスバディなのだw。
▲だから、こんな写真を拾ってきました(ムホホ)。
そして、すべての戦いが終わった後の、馬鹿馬鹿しい“宴”も素晴らしかったですね。
「次はお前とお前のツーショットな~」って記念撮影とかしててさ、こいつら学生じゃんね!
ツッコミどころすら愛おしく感じる、すばらしいアゲアゲ映画でしたね。
「96時間 」に引き続き親バカを演じるリーアム・ニーソンも含めて、僕は大好きです!!
あと、エンドロールの後に映像があるので、見逃さないで!