トゥモロー・ワールド | 記憶のための映画メモ

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こんにちは!
大好きな映画も数日で忘れてしまう我が記憶力。
ユルユルの脳味噌に喝を入れるための映画ブログです。

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トゥモロー・ワールド


2006年/アメリカ・イギリス/109分
監督:アルフォンソ・キュアロン
出演:クライヴ・オーウェン、ジュリアン・ムーア、マイケル・ケイン、キウェテル・イジョフォー、クレア=ホープ・

アシティ、パム・フェリス、他


おすすめ度(5点中) → 4.1



――― あらすじ ―――――――
西暦2027年。人類に子供ができなくなって18年が経っていた。
希望のない世界は混沌とし、暴力と無秩序が蔓延。


ある日、エネルギー省官僚のセオは
元妻ジュリアンが率いる反政府組織“フィッシュ”に拉致される。


彼らの目的は、ある移民の少女を“ヒューマン・プロジェクト”という組織に引き渡すこと。
そのために必要な“通行証”をセオの伝手で手配してもらおうとしていたのだ。


このことがきっかけで、セオは驚くべき事実を知ることになる。



―――  感想  ―――――――
骨太ですね~。

よくある普通の話なんだけど、描き方がめっちゃ硬派!
退廃的な世界観、それを表現する映像美。かなりカッチョいい。


個人的には、ところどころに出てくる野生動物が好きでしたね。
野生の動物が人間世界に普通にウロウロしてると、すごい非現実的っすね。


ストーリーは
子供ができないっつー終末感ただよう世界で、
ついに妊娠した人がでてくるんですね。


んで、その人を中心に
大人があれやこれや色んなことを企んで
グチャグチャして、主人公セオはそれに巻き込まれて~、
ドカーン!ギャー!クソー!みたいな内容です。


物語の鍵となる人類18年ぶりの受胎者、その名も“キー”。
まんまやんけ(笑)って、その記号的な配役に
この映画はきわめて観念的な作品だということに気付きます。

内容は普通の物語を装っているんですけどね~。


まぁそんなことは実はどうでもいいんです。

この映画の魅力は“演出力”。
ホントかっこいいですから。
カメラマンの仕事、素晴らしいですから。
爆発かっこいいですから。


後半に出てくる有名な長回しも迫力あったな~。
主人公の動きがリアリティないって突っ込んでいる人とかいたけど
そんなんどーでもよいっす。
ドキドキできるなら、それでいいじゃないか。


アルフォンソ・キュアロン監督、
奇抜とかそんな上辺だけのものではない
素晴らしい映像体験を、ありがとうございました!!


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