世界遺産を発見した16歳少年の情熱!カールズバッド洞窟 | 4コマ漫画「アメリカは今日もアレだった」

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アメリカ暮らし漫画と昔の日本での愛犬物語です。

トワイライトゾーンの下の、それではいよいよ深い暗闇の中へ ・・

 

 

とはいえほのかなほのかな明かりと、段差のない坂道で安心して歩けます。

 

 

↑鍾乳石の大きさは、右下にいるボブを物差しにどうぞ(笑
 

 

↑ホエール・マウス。クジラの口。たしかに!!
 

 

 

 

↑物差しボブ、アゲイン
 
↓右側の鍾乳石に近づいたところです。
でかい!!
 
 

↓「アイスバーグ・ロック」氷山の岩。

ある時、洞窟の壁からどどんと崩落した巨大な岩、重さ20万トン。
。。。軽めの普通車が1トンだから、20万台分ですか。。。ガーン
 
 

↓このライトアップされた巨大岩は、その’20万トンの「氷山の一角」。

道を進むと後ろに回り込み、もう少し大きな何倍かの「一角」が見られますああこわ。。。

 
 

 

わあ
 
うわあ
 

 

おわああ

 
 
・・・ところで・・・
 
うわうわ驚くのに忙しくて忘れがちですが・・・
 
ずっとずっと一時間も下っていく(少しだけ上りもある)の、けっこ疲れます!!滝汗
 
 
それでも
 
この坂道、誰かがゼロからつくってくれたんだよね。
 
 
なななんという、なんという大仕事であったことでしょう・・・・
チーンチーンチーン
 
 
 
 
などと考えていたら、その昔、人々がどんなふうにここを見て回ったかの説明がありました。
 
↑岩から岩へ橋をわたし、そこに階段をつくった。
人々はその階段をひたすら降りて見て回った後、同じ階段をまたひたすら登って帰ったのだそうです。修行か!!ガーン
 
 

そしてこちらが、その実物の修行階段。

すごい手作り感。てか何かのはずみに壊れそう、、
 

 

の前に

 

そもそもこの洞窟を発見したのは誰かというと

 

 

それは

16歳のカウボーイだった。

 

もちろん、このあたりにいたネイティヴアメリカンの人々は昔から、その後アメリカ開拓民たちも洞窟の存在を知っていたのですが

 

真っ暗な穴を70階ぶん降りていき、数々の鍾乳石を発見し、アメリカ社会に知らしめたのはこのジム・ホワイト少年でした!!

 

始まりは、19世紀末。

16歳のジムくん、平原から大きな雲のような煙が立ち昇っているのを見つけた。

その「火事」の事実を確認するために近寄ると、それは煙ではなく、コウモリの大群が大穴から出てくるところだったのです。

 

以後、ジムくんはこの洞窟探検に夢中になり、その素晴らしさを周囲の人々に話して聞かせたけれど、だれも信じない。

ジムくん、それでもせっせと一人で洞窟を調べ、驚異の光景に名前をつけていきました。

 

十数年後、ジムくんと同行した人が撮った写真が地元で展示されると、人々はようやくそのすごさに驚き、八年後に洞窟はナショナルモニュメントに(1923年)、その二年後ジムは初代ガイド責任者に、その五年後カールズバッド洞窟群国立公園が設立(1930年)されました。

 

世界遺産に登録されたのは1995年のことです。

 

世界遺産を発見した少年!!

 

それも人が信じてくれないのに十数年も一人で探検し続けた(おそらくジムくんは「嘘つき」の「変人」として青春を送ったのではないでしょうか・・・TT)

 

情熱がすばらしいよっ!!

 

 

そして

 

 

そこまで夢中にさせるカールズバッド洞窟、あなたがもともとスゴすぎるんだ!!!!

 

 

 

 

違う星の表面のような、不思議なもよう・・

 

 

 

これは「ボーンヤード」骨の庭と名付けられたもので

 

弱酸性の地下水が石灰石を侵食してこんなスイスチーズみたいな岩になったけれど、その後水がなくなってからは水のしたたりさえ受けなかったため、他の鍾乳石とは違うこのような特殊な形になった。

のだそうです。

 

ボーンヤード・・

ジムは、洞窟探検の初めのころ、発見した岩や石に「悪魔のなんとか」とか「魔女のなんとか」など、いかにも恐ろしげな名前をつけていたそうです。

だからこの「骨の庭」も、きっとそうだったのでしょうね。

 

でも、やがて洞窟になじんでくると、名前の付け方も「王の」「女王の」など、麗しいものになっていった照れ

 

 

 

 

その麗し世界は、70階分降りてきた底から始まる「ビッグ・ルーム」に豪華絢爛に詰め込んであるよっ!!

 

 

でも、ビッグ・ルームへ入るその前に、地下レストランでランチなのニコニコ

↑レストランといっても、冷たいサンドイッチやサラダ、デザートのパック、ペットボトル入りの水とゲータレードなどがあるだけです。

 

ちなみに洞窟を歩く間の飲食は、携行した水のみ可。

 

(↑その水、地上ではビジターセンターの自販機のみで売ってるんだけど、1ドル札入れても入れても押し返されて買えなかった)

(↑でもってトイレの近くに設置されてる水飲み機も全箇所壊れてた)

 

というわけで、ナチュラルエントランスから歩く皆さま! 水はあらかじめ自分で準備して持ち込みましょう!!

 

 

 

つづくん

 

 

↓応援のおたっぷをいただけると幸せます(うれしいですの山口弁ですいの)。