トワイライトゾーンの下の、それではいよいよ深い暗闇の中へ ・・
とはいえほのかなほのかな明かりと、段差のない坂道で安心して歩けます。
↓「アイスバーグ・ロック」氷山の岩。
↓このライトアップされた巨大岩は、その’20万トンの「氷山の一角」。
道を進むと後ろに回り込み、もう少し大きな何倍かの「一角」が見られますああこわ。。。
おわああ
そしてこちらが、その実物の修行階段。
の前に
そもそもこの洞窟を発見したのは誰かというと
それは
16歳のカウボーイだった。
もちろん、このあたりにいたネイティヴアメリカンの人々は昔から、その後アメリカ開拓民たちも洞窟の存在を知っていたのですが
真っ暗な穴を70階ぶん降りていき、数々の鍾乳石を発見し、アメリカ社会に知らしめたのはこのジム・ホワイト少年でした!!
始まりは、19世紀末。
16歳のジムくん、平原から大きな雲のような煙が立ち昇っているのを見つけた。
その「火事」の事実を確認するために近寄ると、それは煙ではなく、コウモリの大群が大穴から出てくるところだったのです。
以後、ジムくんはこの洞窟探検に夢中になり、その素晴らしさを周囲の人々に話して聞かせたけれど、だれも信じない。
ジムくん、それでもせっせと一人で洞窟を調べ、驚異の光景に名前をつけていきました。
十数年後、ジムくんと同行した人が撮った写真が地元で展示されると、人々はようやくそのすごさに驚き、八年後に洞窟はナショナルモニュメントに(1923年)、その二年後ジムは初代ガイド責任者に、その五年後カールズバッド洞窟群国立公園が設立(1930年)されました。
世界遺産に登録されたのは1995年のことです。
世界遺産を発見した少年!!
それも人が信じてくれないのに十数年も一人で探検し続けた(おそらくジムくんは「嘘つき」の「変人」として青春を送ったのではないでしょうか・・・TT)
情熱がすばらしいよっ!!
そして
そこまで夢中にさせるカールズバッド洞窟、あなたがもともとスゴすぎるんだ!!!!
違う星の表面のような、不思議なもよう・・
これは「ボーンヤード」骨の庭と名付けられたもので
弱酸性の地下水が石灰石を侵食してこんなスイスチーズみたいな岩になったけれど、その後水がなくなってからは水のしたたりさえ受けなかったため、他の鍾乳石とは違うこのような特殊な形になった。
のだそうです。
ボーンヤード・・
ジムは、洞窟探検の初めのころ、発見した岩や石に「悪魔のなんとか」とか「魔女のなんとか」など、いかにも恐ろしげな名前をつけていたそうです。
だからこの「骨の庭」も、きっとそうだったのでしょうね。
でも、やがて洞窟になじんでくると、名前の付け方も「王の」「女王の」など、麗しいものになっていった
その麗し世界は、70階分降りてきた底から始まる「ビッグ・ルーム」に豪華絢爛に詰め込んであるよっ!!
でも、ビッグ・ルームへ入るその前に、地下レストランでランチなの
↑レストランといっても、冷たいサンドイッチやサラダ、デザートのパック、ペットボトル入りの水とゲータレードなどがあるだけです。
ちなみに洞窟を歩く間の飲食は、携行した水のみ可。
(↑その水、地上ではビジターセンターの自販機のみで売ってるんだけど、1ドル札入れても入れても押し返されて買えなかった)
(↑でもってトイレの近くに設置されてる水飲み機も全箇所壊れてた)
というわけで、ナチュラルエントランスから歩く皆さま! 水はあらかじめ自分で準備して持ち込みましょう!!
つづくん
↓応援のおたっぷをいただけると幸せます(うれしいですの山口弁ですいの)。