ダンスの動きは「する」ものじゃない | ボールルームの魔法♡社交ダンスオタクの気ままおしゃべり

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社交ダンスについて興味のままにあれこれ書いてます

アメリカンスタイルを中心に
競技、選手やドレス
レッスン、身体のケアなど
気の向くままのおしゃべりです。

人前でダンスを見せる

意義がわからなくなって

ホテルでのデモも

お休みして半年。

 

 

その間、

ひたすらスクールフィガーを中心に

基礎の積み上げの

レッスンを続けてきました。

 

 

先週末

ミニミニではあるものの

ソロパフォーマンスを

久しぶりにデモって

 

 

自分のダンスの

覚え方というか

習得の仕方が

見えた気がするので

自分のための言語化として

書いてみます。

 

 

自分の場合

たとえば新しいルーティンとか

あったとすると

 

 

 

足一つ上げるにしても

足上げるを「する」

という取り組みだと

できるようにならない。

 

 

足が上がる

という現象を「起こす」

 

 

という取り組みをしないと

できない。

 

 

これは感じてはいたのですが

先週のデモのパフォーマンスを

しながら明確になり

言語化できました。

 

 

順序としては

まず起こしたい現象が

なんなのかを知る。

 

 

足を上げるだけだと

全然情報が足りなくて

 

 

どこからどういう方向

どういうペース

どういう角度で

上げるのか

そして降りるのか

それを丸っと知る。

 

 

知るのは

視覚的に知ることと

先生と踊って

体幹的に知ることが

必要なのですが

まず視覚的に理解したほうが

私はピンときやすい。

 

 

つぎにそれが

どういう仕組みで

起きるのかを頭で理解する。

ここで言語化が必須。

 

 

この部分のために

レッスンノートは

かなりたくさん書きます。

 

 

言語化のために

先生に質問しまくるんだな

と自分ながら納得。

 

 

またここゆえに

ロジカルって

言われたりします。

 

 

次にその仕組みは

身体でどうすると

発動するのかを

身体に覚えさせる。

 

 

ここは反復練習。

 

 

さらにその動きをもっと

大きくするため

「パワーが抜ける」ところを

埋めていきます。

 

 

「パワーが抜ける」っていうのは

先生と私の間で

もはや用語化していて

ひととおり振りが身体に入ったら

なんとなくやってしまっている

ところをつぶして

意味ある動きにしていくための

キーワードです。

 

 

そして起こしたその動きが

次の動きを

どう生むのかに続いていきます。

 

 

これを延々とやっていく。

 

 

この「起こす」という

感覚や意識なく

できちゃったから「する」

という感覚のところは

動画でみると

そこだけ流れが切れている。

 

 

動きを

仕組みを使って

起こすだけなので

基本形は本当は

誰にでもできる。

 

 

どうやるのか

と考えていると

動きは点になって

その一点だけを

切り取って上手くいかないと

「できない」という感覚になる。

 

 

でも本当は「起こす」

だから

どうやったら「起こる」のか

を観察し考え検証し質問する。

 

 

どうしても

頭で仕組みを知ることが

私には必要だから

ロジカルって言われるけど

感覚派の人だってたぶん

やっていることは同じなんじゃないかな。

 

 

ただ感覚派の人は仕組みを

言語化せずに

理解できちゃうから

そこはすっ飛ばすんだろうけど。

 

 

ダンスは動きを起こし続けるもの。

 

 

これが私の新しい

ダンスについての意識です。