闇があるから美しい | ボールルームの魔法♡社交ダンスオタクの気ままおしゃべり

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社交ダンスについて興味のままにあれこれ書いてます

アメリカンスタイルを中心に
競技、選手やドレス
レッスン、身体のケアなど
気の向くままのおしゃべりです。

ダンスって美しいし

華やかだし

明るいスポットライトに照らされ

 

 

なんというか

完璧な世界に見える。

 

 

でも

美しさって

その裏にある心の痛みが

感じられるからこそ

さらに深みをます。

 

 

ダンスしている人が誰しも

お花畑の住人というわけじゃない。

 

 

むしろたぶんその逆で

闇にのまれそうになったり

一人で泣いていたり

潰れそうでも必死で立っていたり

 

 

そういう人たちが

踊るダンスだから

深みがあって

美しいんだと思う。

 

 

何層にもかさなった

花びらの陰影のように。

 

 

見せる姿は

強さや美しさかもしれないけれど

内側にある

弱さや醜さやみじめさや

自信のなさや

自己肯定感の低さとか
ずるさとか欲深さとか

 

 

そういうものを抱えたままで

いいのだと思う。

そういうの全部を持った
自分で踊ればいい。

 

 

痛みを乗り越えるとか

嫌な自分を変えるとか

それ自体がむしろ

自己否定な気がする。

 

 

綺麗なところだけ
美しいところだけ

抜き出したダンスなんて

たぶんつまらない。