ダンスで会話する | ボールルームの魔法♡社交ダンスオタクの気ままおしゃべり

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社交ダンスについて興味のままにあれこれ書いてます

アメリカンスタイルを中心に
競技、選手やドレス
レッスン、身体のケアなど
気の向くままのおしゃべりです。

わがスタジオのオーナーコーチ

たまにプラクティスパーティーで

踊ってもらいます。

 

 

ものすごく自由で

規定のステップかと思いきや

ひとつのフィガーを要素に分解して

別のフィガーとつないでの連続なので

合図をキャッチして

これですよね、って決めて動くと

全くついていけない。

 

 

カウントも自由なので

決めつけたカウントでは

足がもつれる。

 

 

とにかく

重心がどこにあるかと

身体から伝わってくる

波のようなエネルギーや音楽を

私も聞くようなイメージで踊る。

 

 

考えたら負けって感じアセアセ

 

 

当然

私が感覚でキャッチした動きは

彼が意図した動きと違うことが

たぶん多々あるはず。

 

 

でもそれは全然問題ではなく

その私の動きを

彼はさらにフォローし

独創的な次のリードを繰り出してくる。

 

 

フレームなんて

そんなに張ってない

(ように感じる)。

 

 

でもちゃんと私は

彼の腕から外れることないし

二人が離れるステップでも

自然と戻ってこれる。

 

 

数年前までは彼と踊ると

全然、なにやってるかわからない。

正しくフォローできない!

もっとちゃんとしなきゃ

って思ってた。

 

 

でも

正しいダンスなんてない

感じたままに

やり取りを楽しむということを

教えてもらってきて、

バランスの変化や

リズムの取り方や

緩急やなんやかやで

無言の対話を楽しめるようになってきた。

 

 

先週、久しぶりに

オーナーコーチに誘ってもらって

フォックスを踊って

相変わらず、なにやってるかは

わからんわ~~~

と思っていたら

 

 

翌日、担任コーチから

昨日、オーナーコーチが

ずいぶんついてこれるようになった

上手くなったねってほめてましたよ

と言ってくれた。

 

 

正しくステップすることを手放して

上手く踊ろうとすることもあきらめた。

そしたら褒められた。

 

 

ふー-ん、あれでよかったのか~~。

 

 

そういえば最近

ダンス以外のことで

内面に大きい変化が起きつつあって

いろいろあきらめ手放し中。

そんなことも影響してるのかな。

 

 

自分の正しさに固執すると

相手を感じられなくなる。

対話じゃなくなる。

 

 

正しさに固執してしまうのは

怖いからなんだよな。

 

 

ちゃんとできてないと

非難される、しかられる、責められる。

 

 

ダメな自分だと凹む、絶望する。

 

 

だから正しく踊ろうとする。

ただそれが自分の殻にぐっとはいって

相手と断絶を起こしてしまう。

 

 

相手との心地よいバランスとか

調和するシェイプとか

歩幅とか方向とか。。。

それが全く見えなくなる。

 

 

オーナーコーチが教えてくれているのは

怖がらなくていいってことなんだと思う。

 

 

どんなフォローをしても

相手を感じ、感じたように動き

調和すれば

ダンスになるんだよってこと。

 

 

これは普通の人間関係や

人生と同じすぎて

いつもながら

ダンスってすごいなって思う。