初めて『死』を考えた出来事 ①

初めて『死』を考えた出来事 ②

初めて『死』を考えた出来事 ③

初めて『死』を考えた出来事 ④

 

2回のマンモグラフィーを経て超音波検査、そして生検・生体組織採取検査。

 

今まで検査結果が出るまで1週間ほどかかっていましたが、今回は週末をはさんで1週間経っても連絡がない。

 

夫には、

 

『この1週間、本当に機嫌が悪くてあたりちらしてしまってごめんね。検査結果を待つこの1週間、ホントに長くてしんどくて。』と謝罪。

 

そんなひどい嫁に夫は、『何があってもずっと愛してるからね。』と言ってくれる。

 

実は夫も自分の母親を乳がんで亡くしていて。

 

嫁まで乳がんだなんて可哀想で、ごめんね、の気持ちしかない。

 

連絡がくるはずだった日に連絡がなく、あー、乳がん確定か・・・と悪い方にしか考えられなくなっていた。

 

次の日、仕事をしていると知らない番号から電話が。

 

いつもは知らない電話番号は出ない。

着信が切れてすぐ、また同じ番号から立て続けにかかってきた。

 

思い切って電話を取るとドクターからでした。

 

『乳がんじゃなかったよ!』

 

え???

 

その一言を伝えてくれて、電話口で説明をしてくれたけどあまり聞いてない。すぐベッドで寝ている夫の所に行き、電話をスピーカーにして夫にも聞こえるようにした。

 

ドクターはもう一度、『乳がんじゃなかったよ。』と言ってくれ、次に対面で会うアポイントを取って電話を切った。

 

乳がんじゃなかった・・・。