ストリングス音源「LASS」レビュー2 | paposのブログ

paposのブログ

日常の出来事を交えつつ、主にDTMや音楽制作関連の記事をつらつらと~

さて、LA Scoring Stringsのレビューの続きです。


前回メモリに関して、プリロードの設定を多めにしてるからレガートパッチは100MB超えるみたいなことを書きましたが少し嘘かもです。。^^;

今日確認したらプリロードは60KBになってたんですが、これって初期設定値?…ですよね…汗
そこはちょっと忘れてしまいましたが、どちらにせよやはり使用メモリはもっと半端ないです。

まずレガート系のパッチの種類なんですが、基本的には以下の構成になってます。

・レガート
・レガート+ポルタメント
・レガート+ポルタメント+グリッサンド

つまりポルタメントだけ、グリッサンドだけといったパッチはありません。

ここはやはり全部使いたいので全部入りのパッチを選択するのですが、基本構成のパッチで200MB弱、一番メモリ消費するものは300MB超えました。

(※16bitと24bitを選択できますが僕が使用するのは全て16bitです。もちろん24bitだともっとメモリ消費します。)


しかし正直、200MBと300MBのパッチで何が違うのかと言われるとちょっと聴いただけじゃ全然分からなかったので少ないほうでいいかと。笑

その他の奏法(サスティンやスタッカート等)は20~50MBくらいです。

因みに今日フルオケ用のテンプレを作ってたんですが、ストリングスだけで3.5GBは消費しました。。


メモリ周りに関してはこんな感じですかね。



さてさて、肝心の音質、音色について触れていきます。

まず全体的に厚みはほとんどなく、良くも悪くもかなり薄い感じはしてしまいます。

とくに今まで派手な音で有名なQLSOを使用してきたため余計に薄く聞こえます。

ハリウッド系はQLSOに任せてそれ以外はLASSって感じですね。

といっても今QLSOが不具合で使えないから早急にLASSを導入したんですけどね…汗

後々は使い分けたいです。



今のところ不便というか、惜しい点をいくつかあげると、

・アタック時にかなりシンセっぽく聴こえる音がある
→ストリングス音源は高音がシンセに聴こえやすいとよく言われる中、やはりLASSは全体的にもかなりリアルなので、こういうのは目立ってしまいます。
特にソロのパッチで顕著に感じます。

・同じくアタック時の音程が安定しない音がちらほら

・アーティキュレーションの種類が基本的なものしかなくて物足りない
→QLSOのようにやたら種類豊富でも困るのですが、特にサスティン系はビブラート有りと無しの二種類しかないのでさすがにちょっと辛いです。
(厳密に言うと、あとソルディーノとハーモニクスが楽器によってあったりなかったり…)
ゆったり感情的に弾くのに特化してるような音色なので、激しく情熱的なニュアンスは表現できなさそうです。

・第二バイオリンは第一バイオリンの使いまわしで、パン(位置)がちゃんと第二バイオリンになってるだけ
→メモリは抑えられますがなんだかちょっと不満です。

・楽器によってアーティキュレーションがないものがある
→先に少し触れましたが、例えばハーモニクスはビオラにしかないし、トリルもチェロとコンバスには無かったりします。
きちんと統一してほしいですね~。



と、なんだか不満が多いみたいですが、やはり質がいい音源故に粗が目立つという感じですかね^^;


とりあえず長くなってきたので、今回はこのへんで失礼します。