7月の京都では祇園祭一色のひと月といっても過言ではないほどの熱量が関係者から伝わってきます。
7月21日が海の日、8月11日が山の日の記念日になっており、それぞれ海と山に関する
音楽をメインに入れた音楽療法のプランになります

偶然ラジオで聞いた海の音作りの話から、柳行李(やなぎごうり)と言われる衣装箱に
小豆を入れて回すと素晴らしい波の音が作られることを知りました。
古い昔の家で無い限り、柳行李は残っていませんが、少し大きめの段ボールに小豆を
入れてもかなり感じの良い波の音になります。
海の音楽はこの波の音が主役です

余程の大人数で無い限り、皆様おひとりお一人に体験していただくことが出来ます。
軽いことと手に響いてくる感覚と同時に波の音を作りだしている体験を楽しまれている
様子が非日常ですが、楽しまれている様子が伝わってきます。
その波の音をBGMに歌唱することを共有できるひと時は素敵だと感じています。

7月も終わりに近づき、昨日から高齢者施設における8月の山のプランを考えているところです
山を楽しむ曲も多く、皆様と共有できる歌の選曲になります。
筆頭は世界文化遺産の「富士の山」、歌詞に水芭蕉が入っている「夏の思い出」、
軽運動とともに「アルプス一万尺」、輪唱を楽しむ「静かな湖畔」、ヒット曲の「山小舎の灯」、
民謡の「木曽節」、関西では欠かせない「六甲おろし」等々

上記の曲の中でも私のイチ押しは「木曽節」です。多くの民謡の中でも鳴り物が無いという
特徴があり、山々に響く歌声だけを想像しながら歌うことになります。
島崎藤村の『夜明け前』の始まりに、「木曽路はすべて山の中である。・・」と書かれていますが
まさにその風景を想像しながらになります。
昭和9年にラジオ放送されたことから全国的に知られ、当時は「品のある民謡」と紹介されたようです。
替え歌として盛んに楽しまれたことが分かる歌詞も面白く、皆様と即興で作ることも可能です。

日本は海に囲まれ、山が多い国です。
皆様の思い出に寄り添いながら、季節のひと時を楽しむ8月になればと願っています