新緑の山々を眺めながら、五條市の吉野川に泳ぐ鯉のぼり群を堪能してきました。
待ちかねた春の桜の花を始めとして、木連、菜の花、蓮華、チューリップ、花水木等々
色とりどりの花を楽しみながら4月が過ぎ、今日から風薫る5月に入りました

まだ寒い3月時のお雛様飾りは街々の多くの場所で見られ楽しみましたが、
爽やかな季節は外で泳ぐ鯉のぼりが心地よく感じられます。
お雛様の歌も色々と伝承されていますが、鯉のぼりの歌も同様に歌われています

‘やねより たかい こいのぼり おおきい まごいは おとうさん・・’の歌は現行の
音楽教科書(小学生の音楽1)に『こいのぼり』として掲載されており、
以下の歌詞の『こいのぼり』は現行の教科書(小学生の音楽5)に掲載されています

   1.いらかの波と 雲の波 重なる波の 中空(なかぞら)を 
               たちばなかおる 朝風に  高く泳ぐや こいのぼり
   2.開(ひら)ける広き その口に 船をものまん 様(さま)見えて
               ゆたかにふるう おひれには 物に動ぜぬ すがたあり
   3.ももせのたきを 登りなば たちまちりゅうに なりぬべき
               わが身にによや おのこごと 空におどるや こいのぼり

難易な言葉の説明が同じページに掲載されていますが、小学5年生が理解できるには
更に先生の丁寧な解説が求められるように感じます。

昭和17年に削除されましたが、昭和22年に『小学生の音楽』で復活されました。
文部省唱歌の尋常小学唱歌(五)として掲載されていた大正2年の『鯉のぼり』は以下です。

   1.甍(いらか)の波と雲の波、 重なる波の中空(なかぞら)を、
               橘(たちばな)かおる朝風に、 高く泳ぐや、 鯉のぼり。
   2.開(ひら)ける広き其の口に、 船をも呑まん様(さま)見えて、
               ゆたかに振う尾鰭(おびれ)には、 物に動ぜぬ姿あり。
   3.百瀬(ももせ)の滝を登りなば、 忽(たちま)ち龍(りゅう)になりぬべき、
               わが身に似よや男子(おのこご)と、 空に踊るや、鯉のぼり。

難しい漢字が多いとは言え、意味を理解するには漢字の方が雰囲気が出てきます。
ただ、現行教科書のインパクトがある紙面は楽しく、年齢関係なく多くの皆様に好評です

<参考文献>
  *日本の唱歌[中] 大正・昭和編 金田一春彦・安西愛子編 (株)講談社 昭和54年
  *小学生の音楽 5 (株)教育芸術社 令和6年 以下に掲載