香川選手のセレッソ大阪時代

2005年12月18日に地元に近いセレッソ大阪と仮契約を交わした。

年が明けて2006年にC大阪に入団し、
C大阪と業務提携して居るウィザス高等学校（通信制）に転校した。

高校卒業前の選手がプロ契約を結ぶのは、
Jクラブのユース所属選手がトップチームに昇格した場合を除くと史上初だった。

2006年は出場機会がなかったが、J2で迎えた2007年シーズン中盤からは、
当時の監督レヴィー・クルピによって見出されてレギュラーを獲得し、
リーグ戦35試合の出場で5得点12アシストを記録した。

又、カナダで開催されたU-20ワールドカップにも飛び級で選出され、
2試合に出場した。

なお、そのときFIFAに提出したメンバー表ではDF登録であった。

2008年は開幕からC大阪の主力として活躍し、本来の世代で有るU-19代表の他、
U-23の北京五輪日本代表にも飛び級で選出され、
リーグ戦では35試合の出場で16得点10アシストを記録した。

2009年から背番号をミスターセレッソ森島寛晃がかつて着用したへ変更。

第15節水戸戦でプロ入り初のハットトリックを達成し、
その後も4試合連続ゴールを記録する等得点を重ねる。

シーズン終盤は怪我の影響で主にスーパーサブとしての出場だったが、
リーグ戦27得点13アシストを記録しJ2得点王に輝く等、
チームのJ1昇格の大きな原動力となった。

実質的に自身初のJ1でのプレーとなった2010年は、
他クラブへの移籍や海外挑戦も噂されたもののチームに残留。

C大阪でのラストマッチとなった5月15日のヴィッセル神戸戦で
自身初と成る直接FKで決勝点を挙げる等、
わずか2ヶ月半ながら11試合7得点と強烈な印象を残した。