棘下筋の起始を選びなさい
1.D
2.F
3.G
4.H
棘下筋は、回旋筋腱板、いわゆるローテーターカフを構成する4つの筋の一つで、四十肩・五十肩の原因となる筋のひとつです。
四十肩・五十肩は「肩関節周囲炎」というくらいなので、肩関節の周囲、図ではEやHのあたりに痛みが出ます。が、痛みのあるところだけ揉めばいいわけではありません。たとえばHが痛むとき、ここは棘下筋の停止にあたりますが、Hだけでなく、起始側(=F)に問題があることも多いです。起始と停止をセットで覚えておくと、施術ポイントを見つけやすいと思います。
ということで、正解は選択肢2のF。
棘下筋の起始停止を言葉で書くとこうなります。
起始:肩甲窩
停止:大結節
肩甲窩の「窩」はへこみ、という意味です。
大結節は重要なポイントで、他に棘上筋、小円筋の停止部にもなっています。起始停止問題、出るとしたらここです。ぜひ覚えておきましょう。
では、今日はこの辺で。
[2020/10/07 作成]
■参考資料
※4 MSDマニュアル
■アロマウェブのデジタル問題集
今日の問題はデジ問に収録しました。