今日は、「第II章 スペースマネジメント II-2 店内環境」から、音響について。
「色」については、テキストが不親切だったこともあり、かなり詳しく調べましたが、ここはあっさり。
あんまり設問になりそうなイシューがありません。
人が不快に感じると言われる周波数帯で正しいものはどれか
1. 100 -500ヘルツ
2. 1000 -1500ヘルツ
3. 2000 -4000ヘルツ
4. 5000-6000ヘルツ
”ヘルツ”は、音の高さを表す単位です。(正確にいうと違いますけど、まあいいです)
1秒間に1回空気が振動すると1ヘルツ。
1秒間に1,000回空気が振動すると1,000ヘルツ。
ピアノの音域は27.5~4186ヘルツ。
大人の男性の声はだいたい300~550ヘルツ、女性の声は400~700ヘルツくらいです。
ちなみに人の耳が聞き取れる音の高さは、20ヘルツ~20,000ヘルツまで。
年を取るにつれ高い音は聴こえなくなってくるので、20,000ヘルツまでちゃんと聴こえるのは30歳くらいまでですね。
テキストでは、2,000~4,000ヘルツという周波数が人の耳に不快に感じる周波数とされているので、いちおう、選択肢の3が正解です。
参考までに、どんな高さの音なのか、音声ファイルを入れておきますので、音量に注意して再生してみてください。(最大音量で再生して耳に支障が出ても責任持てません・・・)
<2000Hz>http://download.sound.jp/musicyou/s/GENERATOR%202000Hz.WAV
<4000Hz>http://download.sound.jp/musicyou/s/GENERATOR%204000Hz.WAV
しかし、ヘルツで言われてもねぇ。
普通の人は測定器を持っているわけじゃないし(わたしは持ってますけど)、店舗運営で2,000-4,000ヘルツ、具体的に何に気をつければいいのかよくわかりませんね。
心地よい音を聞いたときの効果について、あやまっているものを選びなさい
1.左脳が活性化される
2.脳波はα波の状態になる
3.リラックス効果
4.治療の効果があるという考え方も古くからある
左脳は論理脳、右脳は情動脳ともいわれているので、心地よい音を聞いたときは右脳が活性化される、ということですね。ちょっとクイズ的ですが、まあ、常識的なところだと思います。
施術ルームの音響については、心地よい音や美しいBGMで室内を満たす、というよりもまえに、微小であっても騒音に気を配る、というほうがまず先なのでは?とわたしは思います。
目を閉じているといつも以上に耳が敏感になるので、セラピストは全然気が付かないような音であっても、お客様には不快に感じられる音って、意外と多いんじゃないでしょうか。
なかなか暇はありませんが、施術ベッドにお客様と同じようにしばらく寝てみるのも手かもしれません。いつかやってみようと思います。
ということで、今日はこの辺で。
◼️参考資料
・周波数別試験音源,http://sound.jp/musicyou/page048.html
◼️アロマウェブのデジタル問題集
※今日の問題は、デジタル問題集にも収録しました。